回想編の続きです。

がんセンターで全摘っていわれて
帰る頃はもう薄暗くて
電車に乗る元気もなくて
タクシーで帰ってきた。
2万とかしちゃったよ。

親はもうがんセンターでやってほしいみたいだし
だったら全摘決定じゃん。
どこの先生も「今月中には手術しましょう」なんて言って
私はちょっと待ってよwwwって思うだけ。
手術をうけるなんて一言もいってないのに
どんどん周りがきめてく。
ぜんぜん乗り気になれてないのに。。。

でも私が「うん」ていわなきゃ手術の予約もとれないワケで。
みんなはあたりまえに手術や治療を受けると思ってる。
なんであたりまえなの?
わかんなかった。
生きてることにそんなに執着がなかったのかもしれない。
あれこれ体に手をくわえて
そんなにしてまで私、生きたいのかな?

いままで酷いことだってしたよ。
じぶんだけしがみつこうとは思えない。
10代の頃に「何歳まで生きたい?」なんて話題にも
私は
「30くらいでいい」って言ってた。
ある意味、
神様がお願いをきいてくれたのかななんて思ってた。

だから
家に帰ってからおかーさんと話したけど
「うん」ていわない私に
泣いたり怒ったりしてきた。
もう1件、ちがう病院でも診てもらおうと言いだした。

親に泣かれたらしんどいね。
ゆうこと聞いて、
最後の賭けです。
サードオピニオンに行ってみることにしたよ。