かつては栄えていたもの、機能していたものが、時間の流れにさらされて、自然に朽ちていく様子に、独特の美学やはかなさを感じます。
・・・まだピンときませんか?
そんなあなたにも、廃墟の魅力が伝わるに違いない、とっておきの物件を紹介します(*^-^)b
前置きが長くなりました。
今回は山口市旧小郡町の「桂ヶ谷貯水池」に行ってきましたヽ(・∀・)ノ
桂ヶ谷貯水池の場所はこちら!
大きな地図
山口市から県道28号線を美祢市方面に走り、市原橋を左折します。
少し進むと林道市原線との分岐があり、ここが入口です。
ここからは徒歩で進みます。
※正確には、市原橋を渡った直後からここまでも林道市原線なのですが、ややこしいので、ここが林道との分岐ってことにします。VESPAくんが止まってる方が林道です。
ちなみに、ここまでの道は舗装されているので、乗用車でも安心です(*^ー゚)b
分岐には、全身コンクリ製の重厚な建物があります。
これが「桂ヶ谷接合井建屋」です。
※接合井とは、「水道工事で、濾過池(ろかち)と配水池をつなぐために、その間に作られた井戸」のことです。(コトバンクより)
以前は、ここから小郡町の上水道を供給していたんですね。ごくごく。
それにしても、この建物、デザイン良いと思いませんか?
資料によると大正時代の建築だそうです。ロマンを感じます(〃∇〃)
この桂ヶ谷接合井建屋の裏に、桂ヶ谷貯水池への入口があります。
ここから先、山道になります。時間は5分程度ですが、大荒れの道で注意が必要です(`・ω・´)
倒木の下をくぐります。
こんな道を登りますΣ(゚Д゚|||) 気合い入れていきましょう(`・ω・´)
ようやく森を抜けると、突然明るく開けた場所に出ます。
ここを左に進むと・・・
じゃん!
森の中から突然!目的の桂ヶ谷貯水池が姿を現します。
赤いレンガ造りの取水塔がステキです*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*
取水塔の中は、残念ながらすべて撤去されています。
柵のレンガは、このように段違いに積まれています。これがデザインにも一役買っていて、もうたまりませんo(〃^▽^〃)o
こんなにすてきな建物ですが、損傷が激しく、自然に飲み込まれつつあります。
どことなくラピュタっぽい??
角度を変えて正面から。
・・・しびれます(〃∇〃)
こーんなにすてきな桂ヶ谷貯水池ですが、残念ながら現在は荒れる一方です。
歴史的文化遺産として、保護する価値は十分にあると思うんだけどなー。
以上、桂ヶ谷貯水池でした!
※最後に注意!
桂ヶ谷貯水池を訪れてみようと思った方へ、山道を登りきった後、開けた場所からの道は風雨にさらされて、消えかかっています。
一歩間違うと、道を踏み外し、斜面を滑り落ちてしまいます。
訪れる人もいないため、管理はされておらず大変危険です。
撮影に夢中になって転がり落ちてしまわないよう、十分注意してください(`・ω・´)