12月16日、第八回となる清掃活動を行いました。午後からは雪が降りましたが、清掃をしていた午前中は穏やかな晴天で活動しやすい天候でした。

 

▶▶▶ 津波で残ったゴミを拾う ◀◀◀

今回の清掃箇所は以下のように、外堤防の付け根の部分、湾内に面したテトラポットの間です。前々回まで継続していた箇所です。

 

砂浜のゴミは高波のたびに打ち上げられるためキリがない感じがしますが、私がいつもやっている場所は東日本大震災の津波以来、ずっとあるゴミですので、また大津波が来ない限りは新たに増えることはありません。毎回、少しずつですが、ゴミが減っていっています。とはいえ、11月6日に40人で190袋集めても全部は無くならなかったゴミですので、日ごろの清掃活動で減っていく分量というのは全体から見ればごくわずかです。私としては定期的に自然に足を運ぶ機会になっていますので、良いリフレッシュ材料だと思って続けております。

 

今回のビフォーアフターです。

【Before】

【After】

ゴミを片付けていると、大きめの流木や木材がたくさん出てきます。そうしたものは、今回は袋に入らないため、写真の上の方に集めておきました。狭い範囲に見えますが、この狭い範囲が「ゴミのつかみ取り」状態です。最初はゴミで地面が見えないのですが、ひたすらゴミを掘っていくうちに地面が出てきます。

 

今回は燃やせるゴミ9袋、燃やせないゴミ2袋でした。ゴミ袋の結び方にコツがあります。

清掃場所からゴミを回収してもらえる場所まで400メートルくらいあるので、ゴミ袋の運びやすさは重要です。袋の端と端で輪を作るように縛ると、持ち手のようになって運びやすいのです。

 

▶▶▶ 全く異なる海の表情 ◀◀◀

午前中の晴れ渡った海。

午後は白波が立ち、激しくうねっていました。

 

▶▶▶ 閖上のあるお宅へ ◀◀◀

清掃活動の後、今回は閖上でNPO活動をされている方のお宅にお邪魔しました。長年、閖上浜に生息する絶滅危惧種二類になっている植物を守る活動をされている方です。とても勉強になりました。

 

私達の活動も紹介させていただき、今後、一緒に活動していきましょうというお話を下さいました。私達は「よそ者」ですが、地元に根を張って活動されている方々とつながりを持ち活動させていただくことができれば、とても心強いと感じ、ありがたいことでした。

 

徐々に閖上の復興のために努力されている方々のコミュニティの仲間に入れていただきながら、地道に活動を継続していきたいと思っております。