大嘘つき
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積極的

心をうたれた僕は、

それから毎日仕事帰りアユミに電話をするよぅになった

内容は主に僕の結婚生活についてだ

アユミを意識する前から結婚生活は当然うまくいっていなかった

嫁もあまり家に帰ってこない事も多々あった

僕は胸に大きな穴があいてるような毎日だった

女遊びしても、何人の女の子と遊んでも

そな穴は埋まらなかった

アユミは言うまでもなく大人の女性である

色々相談しながらアユミに甘えていた毎日でした

その中でもっとも記憶に残った言葉があります

『アンタも遊んだらいいやん?』

簡単に聞こえるが、この言葉は深かった

それは、私が遊んであげるよ?とも聞こえた

アユミは絶対につきあうとかは言わない

当然、僕が結婚しているからに決まっている

だけどアユミは以前より積極的に僕にこたえてくれた
仕事の休憩中もアユミの車の中で二人で休憩したり

喫煙所で誰もいない時に手をつないだり

毎日めっちゃ新鮮で僕の心は踊った

だけど、自分のものにならないアユミがはがゆくも感じた

そうこうしてるうちにアユミの誕生日がやってきた

仕事仲間と集まりアユミの誕生日パーティをする事になった

僕はプレゼントを買いに走った

買う物は決まっていた

ウィークエンド、バーバリーの香水だ

僕は昔からこの匂いが大好きで、アユミにつけてほしかった

アユミ、喜ぶかな?色々な妄想しながらパーティにいく

みんなそれぞれプレゼントをわたした

そして僕もプレゼントをわたした

『ありがとう!これはなに?』

そう聞いてきたアユミに

『え?香水』

しまったぁぁ!普通にこたえてしまった

僕はパーティ終わってすぐアユミに電話した

『あげた香水は昔からオレが大好きな匂いやねん、だからアユミ姉さんにつけてほしくて…』

『そぅなんや?じゃ明日からつけるね!』

ぼくはさらに心踊った

そんなアユミとのやりとりはまさに青春だった

この青春な日々が後に、大恋愛になるとは全く思っていなかった…

駆け引き

これから先、話しが長引きそうなので彼女をアユミ(仮名)にします。

アユミとの駆け引きは毎日続いた

『アユミ姉さんはどんな男がえぇの?』

『まぁ浮気せん男かな?』
『それは完全にオレやで!!』

当然、嘘である

それもそのはず、その時は何と、結婚していてなおかつ浮気相手の女性と別れたばっかりでした

アユミもその事は知ってました

『オレとつきあってや!』
今思うと笑けるほど軽い!
当然アユミの返事は『無理!』の一言でした、

以外とナイーブな僕は、この時少し凹みました

『そっかぁ、オレみたいな餓鬼はいらんよなぁ』

その後のアユミの言葉が衝撃的で、今でもハッキリと覚えています

『彼女と別れたからって、アンタにそんなふうに軽く告白されると、悲しい…』
何て言うか、僕がめっちゃ悲しくなった

それから僕は、アユミをあまり意識するのを止めました

オレにはアユミ姉さんは無理やなぁ

ほかの女いったらいいか!変に前向きでした

それからほどなく、バレンタインデーがやってきました

チョコなんてイッパイもらえて当然、

『今年は何個かなぁ?』

仕事の休憩中にツレの車のなかでワイワイ話してました

そこに何とアユミが袋をもってやってきました

『はいこれS君、これはN君、ほんでこれはアンタに』
みんなチョコをアユミからもらった

オレのチョコだけツレのよりかなり大きいチョコだった

今思うとわざとに決まっている

どうやら駆け引きしていたのは、僕だけじゃなかったようだ

そしたまた僕は心をうたれた

彼女との出会い

出会いは職場です、初めて彼女に会った時は何やコイツは?あんまり良い印象ではなかった、けど一緒に仕事してるうちに良いお姉さんやなぁってな感じにかわってきました、ある日仕事場の上司にあたる人から『ライア君、彼女に検品教えてあげてよ』と言われ『わかりましたぁ~面倒くさいなぁ』と言いながら隣で作業を十時間にわたり教えてあげました、その日もいつもとかわらず仕事を終えて家に帰る途中、『プルルル…プルルル』会社の携帯です、見たら電話なんかかかってきた事がない彼女からでした、『ガチャ…もしもし~珍しいね、どしたん?』何やろと思いながら電話をでました、彼女は『別に何にもないけど、今日は検品教えてくれてありがとうね』と言い電話を切りました、普段から人当たりは良い彼女ですが必ず一線はひいているような、へんな意味とても女には見えない人でした、ただでさえ彼女は僕より9歳年上のお姉さんですから、けどこの時、あの姉さんがお礼の電話?わざわざ電話でか?気になり始めていました、その当時の僕は若い女の子によくモテていて、付き合うより先に体の関係みたいなロクデナシでした、簡単に言うとギャル男のチャラ男です、『たまには姉さんみたいな年上の女もいいなぁ~』彼女の事軽く考えてました、そこから持ち前のノリとチャラさで職場で会うたび『姉さん、綺麗やなぁ~、タイプやわぁ』といつものチャラさ『それはどぅもありがとう…』全く相手にしていないよって感じの彼女、こうして彼女との駆け引きが始まった