わたしの世代は親も先生も先輩も怖いのが珍しくなかった。正月でも誕生日でも怒られない日はまずない。口頭であれこれ責められ否定され、運動部では女子でも鉄拳制裁も普通にくらった。


自分だけならトラウマになったりメンタルを壊したりもしただろうけど、兄弟や同級生も優等生以外はほぼ同じだったし、わたしもあまり引きずらない方ではあった。


ただ「殴られてもっとがんばろうってなるか?水を飲むのがそんなにダメか?休みがほしいと思うのは悪いことか?体調を崩すのはたるんでるからなのか?」という反抗心はずっとあった。辞めたい逃げたいと思いながら演奏や競技は好きだったので結局卒業まで続けた。


大人になった。


そしたら子供の個性を大事にして頭ごなしに否定しない、水はいつでも飲んでいい、体調を崩したら無理しないで休んでよい時代がきた。


もしこんな扱いをしてもらえていたら、わたしはどんな演奏ができたか、どんな選手になってたか何度も考えた。もしかしたら叱られてるほうが実はパフォーマンスがよかったかもしれないし、もっと自分に自信を持てていい結果が待ってたのかもしれない。最終的にはできる人はどの時代だろうが環境のせいにせず自分をしっかり持って結果がついてくるよな、で着地する。


教え子の人格まで否定し、手を上げた監督や先生はこういう時代がきて、どう思ってるんだろう。

少なくとももう会いたくはない。懐かしくもない。