ノヒメユリ(野姫百合)
ノヒメユリ(野姫百合)
山地の草原に生える。日本産のユリ属の中でも
もっとも小さい花です。
コオニユリを凝縮したようは感じの花で、
手の中に隠れそうな小さく可愛い花ですので、
愛嬌たっぷりですよ。
私が初めて撮影したのが阿蘇野草園でした。
この世でこんなに可愛いユリの花があるのかと
思うものでしたが、今はどこを探しても見つかりません。
燃えるような朱色の真夏のユリです。
情熱的な色合いと可愛らしさが同居している、
不思議というか、惹きつける魔力がある花です。
草原の中では草丈が高いので意外と早く見つけられます、
この花を見ないと夏が過ぎないですね。
下向きに咲き、強くそり返る。
草丈60~120cm。花径2.5~3.5cmくらい。
目立つので盗堀されたのかもしれません。
困ったものです。
現在、野原で見れるのは平尾台の台地が有名ですが
私も何年か前に観察したことがあります。
ここのノヒメユリは生き生きとして、
カルスト台地の平尾台の夏の花の代表。
花数も多く暇があれば今でも訪れたいところです。
来月になればここの大地に芽吹くことでしょう。
真夏の平尾台は身を隠す木々が少ないので朝の内
に行くしかないですね。
ここで黄色のノヒメユリを探したのを
思い出しました。
見つけることは出来なかったのですが
いまでも探している人が居るようですね。
ノヒメユリ(野姫百合)別名 スゲユリ(菅百合)
ユリ科 ユリ属 多年草
花期 7月~8月 分布 四国、九州、沖縄
環境省レッドデータ・リストでは絶滅危惧ⅠB類(EN)
野姫百合(ノヒメユリ)
草原で背伸びが好きな野姫百合
ひだまり
西瓜