「そろそろ、帰ったら?」
同じような
子供への愛情表現が上手くない
両親に育てられた友人が
肩を押してくれたのです。
なかなか決断の付かない私に代わって
「もしもし、リサの友達の○○です。
今、リサに代わりますね」
久しぶりに聞く、母の声。
「リサちゃん?
本当にリサちゃんなの?
電話してきてくれてありがとうね。
本当にありがとうね。
早くお家へ帰っておいで
待ってるからね
待ってるからね」
と何度も繰り返していました。
会いたい…
早く会いに行かないと…。
5年ぶりの実家
家に入り、
母の姿を見た瞬間
私
「ごめんね、ごめんなさい」
責めることも
何をしていたか追求されることもなく
家に帰ってきた私を
ただ生きていてくれただけで
ありがとう
と母は心から喜んでくれたのです。
あの頃とは違う、
そのままの私を受け入れてくれる母と
白髪頭になって少し老けていた父。
教育熱心で緊迫した日々など
なかったかのような
穏やかで優しい目に変わった両親に
私は反省し、
心から感謝をしたのでした。
