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ホウレンソウは大分して春播きと秋播きがあり、一部夏播きも可能な、四季を通して我々の食生活を支えてくれているめちゃくちゃ有り難い奴なんです。
今の時期に出荷されているものは、福島や茨城では主に秋播きのものです。もちろん保温設備があれば12月播きも可能です。
ホウレンソウの作付けは、まずは土作りから始まります。 ホウレンソウは葉菜類の中でもかなり主根が深く入るので、耕土は深くなければなりません。そして、『ホウレンソウは総合力』と言われるように、その土地その土地のpH、保水性、通気性、栄養分、ミネラルに敏感に反応して味や草姿に出ます。
また、ホウレンソウは発芽に時間がかかります。数日、長ければ一週間程かかかることもあります。堅い種皮に覆われているためです。また、種皮にはとげがあります。(最近はとげなしもあります)つまり、非常に慎重にこの世に産まれてくるんです。
やがて、子葉の付け根から先が緩く尖ったしゃもじの様な葉が出てきます。本葉です。ここまで来るともう、すでに幼いながらもホウレンソウの面影が現れてきます。そしてこの時点でもう既に、地際はかすかに美しい紫色を帯び、根は総長10センチを超えています。
産まれるまでは慎重だったホウレンソウも、ひとたび芽が出ると迷いためらわず全力で生きてゆきます。本葉は、二枚、三枚と増えるごとにどんどんホウレンソウらしくなってゆきます。ギザギザの葉と、丸みを帯びた葉の二種類があります。どちらも美味しいですが僕はギザギザの方が好きです。
そうこうしているうちに気がつけば、雪が降り始めました。2月の頃です。厳しい冬に耐え忍ぶため、ホウレンソウは身を縮めます。どこまでも、一生懸命。その姿は無言のうちに、春の来ない冬など無いと語っています。
零下にまで下がる陽もあった冬が明け初め、春の到来を告げる一風が吹きました。別れの季節です。冬に耐えたホウレンソウにはその証が刻まれています。人はそれを『ちぢみホウレンソウ』と呼びます。冬から春にかけては一年で一番、ホウレンソウが美味しく輝く季節です。
ホウレンソウは、収穫の時とともに、慣れ親しんだ畑から、そして二人三脚で生きてきた農家の方のもとを離れ、市場や直売所へ出荷されます。農家も、定めとはいえ、残されたがらんとした畑に、寂しい風を感じます。
でもそれは出会いでもあります。やがて食卓へ運ばれたホウレンソウは味噌汁やおひたし、サラダやパスタ、和え物や炒め物... そして、自分は咲けなかったけれど、大人に、子供たちに、笑顔を咲かせます。
『いただきます』と『おいしいね』と『ごちそうさま』 これは春と同時に散ったホウレンソウへのささやかな鎮魂歌なのかもしれません。
たまに、私の畑では収穫したホウレンソウの根と地際だけを植えます。すると、やがて花を咲かせます。淡い緑色とも白とも言える花です。遠くから見るとエメラルドグリーンのようにも見えますね。いずれにせよ、その壮絶な一生のわりにはとても控えめで、おとなしい花です。
ゆっくりと生まれ、電光石火の勢いでぐんぐん成長して、勝ち取った陽光のもとで最期に淡く控えめに咲き散る。 それが、秋播きのホウレンソウの一生です。 花の後、暑い夏の到来を待つや否や、そっと土へ還るのです。
今の時期に出荷されているものは、福島や茨城では主に秋播きのものです。もちろん保温設備があれば12月播きも可能です。
ホウレンソウの作付けは、まずは土作りから始まります。 ホウレンソウは葉菜類の中でもかなり主根が深く入るので、耕土は深くなければなりません。そして、『ホウレンソウは総合力』と言われるように、その土地その土地のpH、保水性、通気性、栄養分、ミネラルに敏感に反応して味や草姿に出ます。
また、ホウレンソウは発芽に時間がかかります。数日、長ければ一週間程かかかることもあります。堅い種皮に覆われているためです。また、種皮にはとげがあります。(最近はとげなしもあります)つまり、非常に慎重にこの世に産まれてくるんです。
やがて、子葉の付け根から先が緩く尖ったしゃもじの様な葉が出てきます。本葉です。ここまで来るともう、すでに幼いながらもホウレンソウの面影が現れてきます。そしてこの時点でもう既に、地際はかすかに美しい紫色を帯び、根は総長10センチを超えています。
産まれるまでは慎重だったホウレンソウも、ひとたび芽が出ると迷いためらわず全力で生きてゆきます。本葉は、二枚、三枚と増えるごとにどんどんホウレンソウらしくなってゆきます。ギザギザの葉と、丸みを帯びた葉の二種類があります。どちらも美味しいですが僕はギザギザの方が好きです。
そうこうしているうちに気がつけば、雪が降り始めました。2月の頃です。厳しい冬に耐え忍ぶため、ホウレンソウは身を縮めます。どこまでも、一生懸命。その姿は無言のうちに、春の来ない冬など無いと語っています。
零下にまで下がる陽もあった冬が明け初め、春の到来を告げる一風が吹きました。別れの季節です。冬に耐えたホウレンソウにはその証が刻まれています。人はそれを『ちぢみホウレンソウ』と呼びます。冬から春にかけては一年で一番、ホウレンソウが美味しく輝く季節です。
ホウレンソウは、収穫の時とともに、慣れ親しんだ畑から、そして二人三脚で生きてきた農家の方のもとを離れ、市場や直売所へ出荷されます。農家も、定めとはいえ、残されたがらんとした畑に、寂しい風を感じます。
でもそれは出会いでもあります。やがて食卓へ運ばれたホウレンソウは味噌汁やおひたし、サラダやパスタ、和え物や炒め物... そして、自分は咲けなかったけれど、大人に、子供たちに、笑顔を咲かせます。
『いただきます』と『おいしいね』と『ごちそうさま』 これは春と同時に散ったホウレンソウへのささやかな鎮魂歌なのかもしれません。
たまに、私の畑では収穫したホウレンソウの根と地際だけを植えます。すると、やがて花を咲かせます。淡い緑色とも白とも言える花です。遠くから見るとエメラルドグリーンのようにも見えますね。いずれにせよ、その壮絶な一生のわりにはとても控えめで、おとなしい花です。
ゆっくりと生まれ、電光石火の勢いでぐんぐん成長して、勝ち取った陽光のもとで最期に淡く控えめに咲き散る。 それが、秋播きのホウレンソウの一生です。 花の後、暑い夏の到来を待つや否や、そっと土へ還るのです。

去年は根を伸ばし過ぎて、環境変化のストレス大で苗立ち枯れにやられたので今年は動き出した直後に植えます。

全部で26粒撒きました。
育苗箱はイチゴパックです。
ティッシュは水分量チェック用です。うちにある中国製の水分計測器より感覚的に分かります。
これを応用して今度塩カルかなんかで、水分量を色で分かる簡易測定装置作ってみようと思ってます。
育苗土は、
バーク堆肥:バーミキュライト=1:1のシンプルな配合に、微量元素資材『バイタル』を適量配合しました。
正直今回の育苗土は手抜きです。
半分は双葉+本葉0.2葉くらいで大きめのセルポットに移し,
そこから本葉2.5枚までセルで育て,
定植します。
もう半分は双葉+本葉0.2葉くらいでポットに鉢上げし,そこから本葉4枚半まで育て定植します
前者はだいぶ早植えですが、セルで根をつめてやればむしろこっちの方がいいのではと思い実験です。