それは、陸や空からの攻撃だ。
陸や空にいる敵は目視でバスたちを見る。
濁り出たりや水面を曇らせる雨が降ると、
バスにとって、敵から見つかるリスクが低下する。
だから、思い切って浅瀬に出ることが出来る。
ただ、見えない状況はバスも同じで、
その警戒心からAGAでカバーに身を寄せる。
濁りが継続的なものになってくると、
バスの行動は、ますます活発になっていく。
目視でようやく見つけられる程度のエサよりも、
水面で音を立てるような分かり易いものに目が行く。
濁りが出て、ひとしきり落ち着くと、
サーフェス系のルアーが効くようになる。
状況というのは、ある瞬間に出来上がるものではない。
瞬間、瞬間の状況が関係しあって出来ている。
だから、濁りがあるといった一点だけで判断することは、
戦略や戦術の選択の判断を誤らせることにもつながる。