趣味で描いている水墨画の紹介を。
前回はバラを描きました。

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昨夏の終わり頃。
肌寒くなってから 心と身体がバラバラな感じがして 楽しんでいてもどこか冷めていたり苦しんでいてもなんか他人事みたいだったり。
ただの平和呆けなのでしょうけど…ウジウジうじゃうじゃ……という流れでバラを描きました。

バラはロックでロマンチックな花。
深紅のバラには生きるパンチ力があって 終わりに近づくにつれて生の毒々しさも見られます。
全力で汗を流して 腹の底からshoutして 情熱的に生き抜きたい。そんな心の声を込めた作品です。

ちなみに、バラの棘は外敵から身を護るためのものではないそうです。なにかに引っ掛かることで自己を支える役目があるとか。
保身ではなく自立のための棘ならばおおいに持ちたいものです。


こちらはザクロです。
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この年の秋彼岸の頃、わたしはいつも苛立っていました。
自分にも周りにも苛立っていて、イライラしていないと心が折れて生きていけないような不安定な時期でした。
わたしの心は尾崎豊信者の中学生の男の子そのもので、かわいくヤンチャに荒れ狂っていたのです。
若い頃リーゼントでキメていた父は世間体よりも独自の美学を強く持って生きたひとでした。
死後はより密に、常にわたしの相談相手になってくれています。
父がわたしに伝えることはいつも 酸い経験も甘い経験も深く味わいなさい ということ。
そしてこのときは 落ち着きなさい、というメッセージ。
深く感じながら愛を持って口を閉ざしている者こそ 凄みを得られるのです、と。
熟れて破裂した柘榴の実から宝石が溢れ出るさまは、女性として年を重ねていくわたしの今後の指針となりました。