田舎生まれ育ちの私ですが、絶対に都会に出てやる!!と子供時代に決意し無事夢はかなったものの、

 

今は「子供時代からいたらもっと変わっていたかなぁ…」

 

という未練に襲われています。

 

 

というのも、東京の威力を知るたび

 

「やっぱり東京だなぁ、東京には勝てないなぁ…」と思ってしまうのです。

 

 

先日こんなことがありました。

 

毎年8月は、特に戦争についてのメディアに触れる機会を持ちます。

 

以前の記事でも書いたように、子供の頃から並々ならぬ興味を持っていたためですが、今年新たに触れたメディアに、 

 

「日本のいちばん長い日」という映画がありました。

 

さて皆さん、このタイトルの映画、

 

昭和時代にもあったのはご存知ですか!?

 

 

私はこの映画をレンタルしようとYoutubeで決済に進んだ所、購入確定し待機画面になったところで、

 

「1967年製作」という字が目に飛び込み、

 

ファっ!?!?!?本木雅弘のじゃないの!?!?

 

と思っている間に決済完了しました😭

 

 

古いバージョンもあったのー?間違えたよー😭

 

と思っても仕方ない。見ましたよ。

 

 

 

しかしですね…、これにしてよかった!🤣

 

やはり経験者達の出演なので、生々しさが違います。

 

この映画でようやく、

 

①いかに天皇を神格化していたか

 

②陸軍の暴走の止め難い時代背景

 

③敗戦の屈辱

 

がようやくようやく、身を持って感じられました。

 

 

①についてですが、以前の京都に行った記事にも書きましたが、

 

https://ameblo.jp/afterfive-2021/entry-12827463210.html

 

https://ameblo.jp/afterfive-2021/entry-12827867963.html

 

現代人には「尊王」の概念が昔の人とは全く違うと思います。

 

私は天皇制には賛成ですがそれでも昔の日本のことを考えると「尊王?うーん、わからないなぁ」といったところでした。

 

しかし、去年の京都旅行で古来から天皇がいることがいかに日本人に大切で、

 

そして今回、この映画を見てようやく「尊王」の実態が掴めた気がします。

 

また、天皇の立場の苦しさたるや💀

 

皆、天皇に何かを言わせようとするのです。

その結果、「天皇が言ったからこうするんだ!」になる。

 

それでも、全責任を負うつもりだった昭和天皇…言葉がありませんでした。

 

 

②については、戦前から二・二六事件など、「陸軍の反乱」に関わることは知っていたけど、

 

とはいえクーデターなんて止められるものじゃないの?と思っておりましたが、とんでもない!!

 

情報の伝わり方や、統制、熱量の大きさなどなど、様々な背景から、

 

軍の一部のグループが大きな行動に出るなんて今よりはやりやすいな…と思ってしまいました。

 

情報のかけちがえが重なった末に満州事変とかを引き起こしていたとすると…😓

 

これは今の自分の立場としては組織運営に役立てられるなと思いました。

 

どうやってある方針に賛同してもらうか、自分の言うことなら賛同してもいいと日頃から思ってもらえるかなど。

 

そして、いつか起こるかもしれない裏切りなども…。

 

 

③そして、これ。敵国に占領という形で本土上陸を許すこと。

 

例えば、今の日本とアメリカの関係でもアメリカの占領下に置かれることは全く持って受け入れられません。

 

嫌です、嫌すぎます。アメリカはいい所もありますが合わない所も沢山ある国ですから。

 

まして当時は原爆という民間人全滅を狙った攻撃をした国で、その国が出す条件を全て飲む降伏。

 

本当にボロボロになってしまった。

 

しかしここからの立ち直りは本当に日本はお見事だった。

 

映画の中では天皇陛下にも「国民とともに努力する」まで言わせた苦難で、誰もが絶望から立ち上がった。

 

 

以上が、戦前戦後での今まで全く分からなかった空気感でそれがようやく掴めました。

 

 

そして、なぜ東京の威力を知ったのか表題の件ですが、

 

まさにこの映画のハイライト、終戦を命じた天皇の文書!

 

原本!

 

これがさくっと見れる東京!最高すぎです!

 

 

 

 

これが国立公文書館というところで、毎年この時期に公開されていると3日前に知り、

 

夫は台風が来る8/16に天皇のご署名、玉璽を見て、

 

私は今日、鈴木貫太郎首相や阿南陸相などの署名を見ました。

 

田舎にいると、資料集をパラパラ見るのが関の山。

 

東京近辺にいるだけで本物が見れる。

 

こんなことがdoor to door数十分でできる東京。

 

 

子供の頃から東京にいたら…という未練が引き起こされるものの、もう仕方ない。

 

今の歳からでも諦めずに学ぶのみですね。