https://www.hakonesekisyo.jp/db/data_inc/inc_frame/fr_data_01_02_06_05.html

 

「入り鉄炮に出女」なる言い回し。武器が入ってくるのを警戒することは分かるが、出ていく女を何故に取り調べるのかが不思議だった。AI検索してみると!

****************************************************************************

 箱根の関所で「出女」を厳しく取り締まった最大の理由は、幕府に対する大名の謀反(反乱)を未然に防ぐためです。

出女とはどのような女か?

「出女(でおんな)」とは、文字通り「江戸から地方へ向かう女性」のことを指します。特に以下の人々が監視の主な対象でした。 

  • 大名の妻子(正妻など): 江戸幕府は参勤交代制度の一環として、諸大名の妻子を人質として江戸の藩邸に住まわせていました。
  • 一般の女性: 大名の奥方が庶民に変装して逃げる可能性があったため、身分を問わず全ての女性が厳しい検査の対象となりました。 

なぜ厳しく取り締まったのか?

幕府は、大名が謀反を企てる際、まずは江戸にいる妻子をこっそり国元へ逃がそうとすると考えていました。
そのため、女性の通行を制限することで、大名の動きを封じ込める狙いがありました。

  • 「入鉄炮に出女」: 江戸に入る武器(入鉄炮)と江戸を出る女性(出女)をセットで厳しく監視することは、江戸の治安維持と幕府の権威を守るための象徴的な国策でした。
  • 身体検査(人見女): 箱根関所では特に厳重な検査が行われ、「人見女(ひとみおんな)」と呼ばれる専門の女性役人が、旅人の髪を解いて特徴を確認したり、身体的な検分を行ったりしていました。
  • 人口維持の側面: 大名の監視以外にも、子どもを産み育てる女性が勝手に移動することを制限し、その土地の農業生産や人口を維持する狙いもあったという説があります。

当時の女性が箱根を越えるには、幕府の「留守居」などが発行する非常に取得が困難な「女手形(御留守居証文)」を携行する必要がありました。

******************************************************************************

 

 

 

 箱根関所の復元建物で使用されている「杉赤身手割板(すぎあかみてわりいた)」は、江戸時代の建築技法を忠実に再現するために採用された、非常に耐久性の高い屋根材です。

  • 材料(杉赤身): 杉の丸太の中心部にある「赤身(あかみ)」と呼ばれる赤い部分のみを使用しています。樹皮に近い白い部分(白太)に比べて、圧倒的に耐久性が高いのが特徴です。
  • 製法(手割板): 機械で挽くのではなく、職人がナタを使って一枚一枚手作業で割って作られています。木材の繊維に沿って割ることで、水の浸入を防ぎ、材料としての強度が格段に向上します。
  • 用途(栩葺): この板は、主に屋根を葺く「栩葺(とちぶき)」という技法に使われています。一坪(約3.3平米)あたり約370枚もの板が重なり合って、強固な屋根を形成しています。

箱根関所の完全復元では、当時の史料に基づき、この手間のかかる伝統的な材料と技法が選ばれました。 

展示をご覧になる際は、職人が丹精込めて割った板の独特な凹凸(割肌)や、緻密に重ねられた屋根の厚みに注目してみてください。

********************************************************************************