まゆ毛の整え方

STEP 1  『自分の眉毛を知りましょう・・・』

筋肉のつき方や骨格はひとりひとり違うため、似合う眉の形も違ってきます。
ひとりひとりの骨格や筋肉、毛流れに合わせて、眉毛のラインを考えましょう。
 まず、目の周りの骨格の丸み、凹凸、大きさ、左右差を確認してから、
顔の表情をいろいろ変えてみて、眉毛の動きを見てみましょう。

そして、眉毛の流れ、密度、生えている範囲や、高さ、左右差を確認します。
眉毛の流れが一定かどうかをブラシでよくとかし確認します。
そこで気が付くのは、眉毛は左右が対称ではないということです。
ですから、自分の特徴を考えながら、左右が同じようになるように整えましょう。

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STEP 2  『眉毛の基本は・・・』

一般的に知られている理想的な眉毛の位置は・・・
         
1.眉頭・・・「目頭の真上」と「小鼻の始まりの位置」の間の位置。
2.眉山・・・「黒目の外側」と「目尻」の間の位置。
3.眉尻・・・目尻と小鼻の延長上の位置まで。眉頭より少し上の位置。
            眉毛の形によって、このポイントは多少変わります。

【顔の違いによる整え方の基本は・・・】

〇顔が小さい方

眉毛を細目にした方がいいようです。
〇顔が大きい方・両目の間隔の広い方

両眉の間を少しせまくした方がいいようです。
〇やせている方・両目の間隔が狭い方・面長な方

両眉の間を少し広くして、眉頭から眉山までの角度をあまりつけないようにして、
少し長めに描くなどした方がいいようです。
〇スポーティーな方
    
少し太めにした方がいいようです。
〇目が小さくて窪んでる方

眉毛の形をしっかり描くことで目が強調されていいようです。

【眉毛の形による印象は・・・】
・眉山が高すぎたり、カーブが強いと、キツイ印象になってしまうことがあります。
また、顔が長く見える事もあります。
・カーブは緩やかだと優しい印象に、直線的な眉毛だと強い印象になります。
・眉が短すぎて、顔が大きい印象を与えていることがあります。
・眉毛が細すぎてきつい印象を与えることがあります。
・眉毛が太すぎて強い印象を与えることがあります。

【以上のことから・・・】
・若々しく、活発なイメージにするには、基本の形よりも短めに描きます。 
・エレガントで女性らしいイメージにするには、基本の形よりも少し長めに、
眉山にあまり角をつけず、丸みをもたせます。 
・ 知的でシャープなイメージにするには、
基本の形よりも、全体的に直線をイメージして描いてください。
眉山も「角」を意識して山をはっきりさせましょう。 
眉毛の形によってだいたいこのような印象を与えることがあるようです。

それぞれの形の特徴が長所にも短所にもなってしまいます。
これらを参考にして自分に合ったの眉の形を作りましょう


STEP 3  『眉毛を整えるための準備・・・』

【眉毛を整える技術の基本を知りましょう・・・】 

自分の眉毛のラインに逆らわないことです。
不自然な眉の形にならないように、元々の自分の眉毛を生かしたラインを意識しましょう。

描きたいラインが決まったら、必要のない眉毛はカットして、
足らない部分はペンシルやマスカラで描き足します。
眉毛の整え方としては、「カット」か「剃る」か「抜く」か3つの方法があります。
これらのなかで自分にあった方法を選びましょう。あとで詳しく説明いたします。
始めに利き腕の逆側から行います。右腕が利き手の方ならば左側から行います。
利き腕と逆側はやりずらいですが、まずやりずらい方から行いましょう。

鏡はなるべく大きいものを使いましょう。全体のバランスを確認しやすくなります。
そして、こまめに遠目でチェックしましょう。

「カット」か「剃る」か「抜く」か
「カット」
一番安全で問題が少ないのが眉用のハサミによるカットです。
他の2つでは肌荒れなどの問題を引きこすことがあります。

ただし、ハサミでは眉毛の長さは調節できても、
余分な眉毛の根元から除去できないので結局残ってしまいます。

「剃る」
簡単に眉毛を処理できますが、誤って一気に剃ってしまう可能性があること、
剃った跡が残ることがあること、
またすぐに眉毛が生えてきてしまうために手間がかかります。
ただし、「カット」「剃る」ともすぐに眉毛が生えてくるというのは、
眉のラインを変えたいときや流行にあわせたいときなどにすぐに対応出来て便利です。

「抜く」
完全にムダな眉毛を除去するには毛根から抜いてしまうのが一番です。
剃り跡もなくきれいで、一度抜くとまた生えてくるまで時間がかかるので、
手入れが楽になるといった利点があります。

しかし、眉毛が生えている箇所の皮膚が薄いため毛を抜くと痛いこと、
抜きすぎると眉毛が生えてこなくなることがあること、
眉毛を抜いた部分がシワになり将来的に垂れてくるなどの問題があります。

それぞれ眉毛の手入れ方法には長所と短所があります。自分の肌や好みにあった方法で行いましょう。

【道具と使い方】
○ アイブローペンシル

 ペンシルを選ぶ時のポイントは、あまり芯の固くない物を選びましょう。
丸まる前に、こまめにシャープナーで削ります。先が太いペンシルでは綺麗な眉毛は描けません。
特に眉尻側の細い綺麗なラインが描けず、太くて薄い眉になってしまいます。

色は髪の色に合ったものを選びましょう。色の薄いものに色の濃いものを描き足すと自然な感じになります。
アイシャドーやマスカラと組み合わせて使っても良いでしょう。
○毛抜き

まわりの皮膚を引っ張りながら、毛の生えている方向にそって抜きます。
痛いのを和らげたい方は、蒸しタオルなどで温めてから抜くと少しは楽になります。

眉毛を抜いたすぐ後は皮膚が赤くなりがちなので、メイクの直前は注意しましょう。
○ 眉用のハサミ

毛先をカットする場合は、はさみを肌に垂直に当て、刃先を整えたいラインに合わせてカットします。
肌から離さないでスライドさせていくのがコツです。

根本からカットする場合は、はさみを肌に平行に当て、1本ずつカットします。

毛足の長さを整えるときは眉用クシを使うと良いでしょう。
○眉毛用ブラシ・クシ

最初に眉毛の流れをブラシでよくとかして確認します。自分の眉毛の癖を知りましょう。
最後に眉を描いた後にブラシでとかして馴染ませましょう。
ブラシでよく馴染ませることで、自然な眉に仕上がります。
スクリューブラシが便利ですね。

クシは「眉頭から眉山までは、上向きに」「眉山から眉尻までは、下向きに」とかして、
軽くあてがい、クシからはみ出した毛先をカットします。

眉毛の毛足の短い方から始めると眉毛の毛足が同じ長さになりやすいようです。
○眉専用カミソリ

眉毛用のカミソリはほとんどガード付きだと思いますが、刃がむき出しのものを使わないようにしましょう。
力をいれず優しく剃りましょう。眉全体にローションやクリームを塗って、眉毛を柔らかくし、
カミソリの滑りをよくしましょう。眉毛を剃ったとき肌への負担が少なくなります。

そして髭剃り用のかみそりなどは使わない方がよいでしょう。
肌を傷つけるだけではなく、間違えて眉毛を全部そり落としてしまうこともあります。
 
○眉用パウダー・眉マスカラ・シャドー・ブリーチ など
 
眉毛の色などを整えます。
眉の色は髪の毛よりワントーンかツートーン明るめの色が良いでしょう。

まず、眉山から眉尻までをペンシルで描きます。
一度に一気に描くのではなく、眉型の輪郭の内側で毛の薄い部分を描き足すように、
様子をみながら少しずつ細かい線を重ねて一本の線にしていく感じにします。
それから眉頭から眉山までの部分に、
アイシャドーや、パウダーを少しづつ眉にのせていきます。
眉頭はあまりくっきりさせない方がよいでしょう。
ブラシでぼかすと自然な感じになります。

眉の色をはっきりさせたい場合などは眉マスカラも良いですね。
まず眉毛の流れに逆らって、薄い部分をうめるように塗ってゆきます。
次に眉毛の流れに沿ってブラシで馴染ませます。

最後は鏡で顔全体を見ながら微調整をしていきます。顔のバランスと眉の大きさや形、
色合いを見て、問題がなければ、仕上げにアイブロウブラシで眉全体をなでるように
とかして、眉毛を他の分部になじませて、自然に仕上げます。
○鏡

鏡は顔全体が写る大きめのものを使ってください。顔全体のバランスと眉毛を見るためです。
描いているときはこまめに、遠目で、チェックしましょう。

以上がおもな道具と使い方です。
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STEP  4  『眉毛を整えましょう・実践・・・』

さて、ここからいよいよ実際に眉毛を整えていきましょう。

1.眉毛の流れ

眉用ブラシで眉頭から眉尻のほうに眉毛の流れをとかして整えます。
自分の眉毛の癖を知りましょう。(利き腕の逆側から行います。)
2.ライン

自分の描きたいラインを描きます。(STEP2)を参考にしましょう。
しっかりと、自分の描きたいラインをイメージしてください。

ペンシルで眉頭・眉山・眉尻のポイントに 軽く印をつけ、それらを結んで基本となるラインを描きます。
眉頭側を太く、眉山を越えてからは細くなるように、眉毛のラインを整えます。
ラインがわかる色のペンシルで描いてくださいね。

3.カット

ラインができたら、はみ出た部分をカットします。
ここでは、「カット」か「剃る」か「抜く」か3つの方法のどれかで行います。
STEP3にあるそれぞれの特徴から自分に合った方法を選びましょう。

カットしたり抜いたりする毛はあくまでもラインから「毛穴」がはみ出て生えている毛のみで、
毛先だけがラインをはみ出してる毛は抜かない様にして、抜きすぎに注意しましょう。
4.毛足

ここまでで、眉毛の形はだいたいできました。次に眉毛の毛足をそろえましょう。
STEP3にあるように、
クシは「眉頭から眉山までは、上向きに」「眉山から眉尻までは、下向きに」とかして、
軽くあてがい、クシからはみ出した毛先をはさみでカットします。

眉毛の毛足の短い方から始めると眉毛の毛足が同じになりやすいです。
顔の横から鏡を見て毛足をチェックしましょう。
切りすぎに注意してください。
5.仕上げ

上記に記述したように、
ペンシル、パウダー、マスカラ、シャドーを上手に使いましょう。

眉を描き始めるときは、ペンシルで眉頭の少し眉山よりから始めます。
眉頭から眉尻にかけて隙間を埋めたり、ラインや眉尻の流れを整えます。

まずは薄い色で全体の形を下書きして、 濃い色を描き足すのがよいでしょう。 

ソフトに描きたいところはシャドーやパウダーを使い、ラインを意識して描きたいところはペンシルを使うなど、
いろいろ組み合わせることで自然な眉が描けます。 

元々の眉毛は、中央が濃くて、回りが薄いので、眉頭と輪郭をぼかすと自然の感じが出ます。
「ぼかす」には、ペンシルに力を入れすぎないで、軽く少しずつ描き足す感じが良いでしょう。
パウダー、マスカラやシャドーをうまく使ってもいいですね。

・・・ここで、ワンポイントアドバイス・・・

色の付け方ですが、(毛の量や質によって違いますが、)

パウダーを使う場合は、
眉毛の中間点ぐらいから眉尻側に描いて、
次に眉頭側に描きます。
このとき、パウダーを付け足さないで、一気に描きます。
すると眉頭側は濃くならずに自然な感じになりますよ。
眉頭をはっきりさせたい場合は少し付け足してください。
最後に、スクリューブラシで馴染ませれば完成です。
あまりやり過ぎてパウダーが落ちないように注意しましょう。

マスカラは、毛の流れに逆らって、毛にのせる感じで付けていきます。
次に毛の流れに沿ってブラシを動かします。
マスカラは、強く当てると地肌に付いてしまうので、
浮かし気味に動かすのがコツですよ。
最後に、スクリューブラシで馴染ませれば完成です。

描きながらこまめに鏡で、遠目でチェックすると失敗が少ないです。

6.お手入れ

普段のお手入れは「2」と「5」だけで十分だと思います。
ペンシルや、シャドー、マスカラでラインに沿って、描いてゆきます。

カットなどのお手入れは、むだ毛が伸びたら、お休みの日にゆっくりやればよいのではないでしょうか。