冬木小袖 | Katsuko: Afresh エイフレッシュのブログ

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「お洒落で機能的」をコンセプトににも着物にも合う帽子や雑貨を企画制作。2022年に着物をアップサイクルする「一糸想伝®️」プロジェクトを始動。2021年「着物は時代を物語る」をPOD出版。2024年『イラストでみる平安ファッションの世界』全国書店、書籍販売サイトより発売

11月24日 3年越しの想いが叶い

尾形光琳様の「白綾地秋草文様小袖」通称「冬木小袖」と対面出来ました(^^)




2020年春、「特別展きもの」を鑑賞に行く予定でしたが、コロナ禍で願い叶わず…

その後、2021年から修理に入り、「修理プロジェクト」が始まりました。私も微力ながら寄付させて頂きました。



返礼品は入場券と蒔絵シールです。


冬木小袖とは…

以下、文化財活用センターのwebsiteより引用


江戸時代に活躍し琳派の語源としても知られる尾形光琳が白い絹地に秋草を描いたきものです。  

京都出身の光琳が、宝永元年(1709)に寄宿した江戸・深川の材木問屋、冬木家の夫人・ダンのために描いたといわれ、そのため〈冬木小袖〉という名称で親しまれています。  
墨や淡彩で布地に直接模様を描く染色技法「  描絵かきえ」によって、ふたつとないデザインのきものを着用することが、当時裕福な商家の女性たちの間で流行していました。〈冬木小袖〉もこの流行を背景に光琳に依頼されたといわれています。

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実際に拝見すると

想像していたよりはるかに小さく驚きました!

江戸時代は肉を食べていなかったので男女共小柄であったとは聞きますが、子供サイズかと思う程です。



今回の修復では、光琳様の絵柄を活かす為により細い糸で地の目を考慮して、柄がより鮮明なっています。


なんとツーショットも撮れました😊


また東洋館地下1階では…


VR作品「冬木小袖 光琳が描いたきもの」

が上映されていて、さらに感動が深まります!


私は尾形光琳様が世界で一番好きな画家でありデザイナーさんです。

Amazonと楽天ブックスで販売されてる「着物は時代を物語る」にも自分自身で作画した冬木小袖を載せています。


展示は12月3日までですが、

VRは12月24日まで上映があるそうです。

ぜひ、皆様もご覧くださいませ😊