ある方のブログを拝読していて

思い出した事があります。


それは私がまだ若い頃、


20歳過ぎたころの話です。


祖母がしばらく入院していたのですが、


ある日の午前中、


職場に電話がかかってきて


祖母が危篤なのですぐ病院にくるように


と言われました。


すぐに上司に伝え、慌ただしくスタッフルームで

帰り支度をしていました。


まだ若かったこともあり、


身内のこのような事は慣れておらず、


もうすでに涙が溢れていました。


そこに入ってきた事情を察知した後輩の女の子。


その子が言い放った言葉が衝撃でした。


「おばあちゃん、死んだら嫌なんですか?」


一瞬、わけがわからなくなりました。


色々な感情が交錯したと思いますが、


怒りの感情か大きく、


あなたは嫌じゃないの!?というような言葉を


感情のままその子に投げつけて


その部屋を出たと思います。


その時彼女は謝るわけでも驚くわけでもなく、


無言でこちらを見ていました。


私が悲しみで溢れそうになっている時にその言葉はさらに私に追い討ちをかけて

ダメージを与えるには充分でした。


私と彼女の関係は

先輩と後輩で、それ以上でも以下でもありませんでした。


特別仲良くもなかったけど、悪くもなかったと思っています。


どういう意味であの言葉を言ったのか

いまだにわかりません。


祖母はそのまま亡くなりましたけど、


その現実と、心無い言葉で当時は


深く傷つきました。


そとあと何年かして彼女は辞めていきました。


あれ、何だったんだろう


どういう意味で言ったんだろう


本当にただ疑問だったんだろうか


彼女にはおばあちゃんがいなかったのか


単なる世間知らずのガキか


いやいや、だとしてもあの場面で普通は

言わないだろう


もう会うこともないだろうけど


あの人大嫌い。


人が弱ってる時に


言っていいことか、悪いことか


それさえわからない人なんて


欠陥人間だと思う。