[パリ 26日 ロイター] - オランド仏大統領は26日、訪仏中の中国の習近平国家主席とともにエリゼ宮(大統領府)で、中国との事業契約などの調印に立ち会った。同国との事業協力関係を強化し、仏経済の回復につなげたい考えだ。
大統領は、中国の東風汽車(0489.HK: 株価, 企業情報, レポート)と共同での仏自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA)(PEUP.PA: 株価, 企業情報, レポート)への出資や、エアバス・グループ(AIR.PA: 株価, 企業情報, レポート)による中国への旅客機販売合意などの場に同席した。
フランスでは、23日実施された統一地方選の第1回投票で与党左派連合の得票率が野党を下回ったほか、雇用政策の失敗もあり大統領は打撃を受けている。このため、中国の経済成長を自国の成長促進につなげたいとの意向がある。
大統領は「今回締結した契約は180億ユーロ相当に上り、今後雇用や成長の形で効果が表れる」と述べた。
フランス銀行(中央銀行)の調べによると、海外から中国への直接投資(FDI)に占めるフランスの割合は2012年時点でわずか1.83%(167億ユーロ)。中国からのフランスに対するFDIの比率はさらに低く、0.9%(42億ユーロ)にとどまっている。東風汽車のプジョーに対する出資額は8億ユーロで 、これだけで対仏FDIの5分の1に当たる。