涙の復帰で、副業マンデーも休みなし－。
「良性発作性頭位めまい症」の影響で試合出場を
見合わせていた女子サッカー、ＩＮＡＣ神戸のＭＦ沢穂希（３３）が２２日
、なでしこリーグ第２節の福岡ＡＮ戦に途中出場。
アルガルベ杯ノルウェー戦以来、５３日ぶりに公式戦出場を果たした。
神戸は開幕戦に続き７－０で圧勝。後半２７分、
沢はＭＦ京川に代わって出場し「Ｗ杯並みに緊張した。
息が上がりっぱなしで、おもうようなプレーができなかったけど、
ボールを多く触って楽しもうと思った」。
後半３８分にはヘディングで相手ゴールキックをはじき返す等、全快をアピール。
試合後、サポーターにあいさつするとたまらず涙がこぼれた。
星川敬監督（３５）も「皆で頑張って、沢にはストレスがかから無いようにしよう」と
選手に声をかけていたと言う。
最大限に気を使った中で行なわれたエースの復帰戦は、
大団円のうちに幕を閉じた。
無事ピッチに戻った沢だが、きょう２３日は早くも母・満壽子（まいこ）さんと
初共演する「ＣＭ」発表会の“副業”へ。
そんな沢に、女子サッカー関係者からは
「ＣＭ発表会はストレスになら無いんですかね？」と
皮肉まじりのセリフもきかれる。
体調を崩してからも、月曜日の行事出演はこなしてきた。
“涙の復帰”で、これからの副業も全開と成る。（Ｋ）