今回は、僕の同居人であり彼女であり婚約者であり介護者である、ドリームさんについて書こうと思う。これは暇つぶしに書くブログ記事であり、手紙でもあり、そして数日遅れの誕生日プレゼントでもある。実を言うと、誕生日プレゼントに何を渡そうか考えていたら何も思いつかなくて、気が付いたら誕生日になっていた。だから何も渡していないし、むしろドリームがドリームの友人から貰ったお菓子を貪り食う始末である。これではあまりにも人として終わっているので、流石に何かしなきゃ、と思って手紙と言う名のブログ記事を書くことにした。三年間ほぼ毎日一緒に過ごしている間柄だからこそ手紙をしたためるのは気恥ずかしくて躊躇われるのだが、手書きではなくインターネット上の文章であればまだ多少は書きやすくなるのではないかと思う。まあ、期待せずに読んでほしい。ドリーム以外の人は多分読んでもつまらないだろうけどまあ読みたかったら読んでも良いよ。いややっぱり限定公開にした方がいいな。

 さて、ついいつもの癖で滔々と前置きを連ねてしまったが、まず改めて。21歳のお誕生日、おめでとう。出会った時18歳だった夢ちゃんは太っていて髪の色も汚くて服もダサくて、まさしく田舎の芋女って感じだったけど、俺からのモラハラで急激に痩せて、そしていつの間にか別人のように可愛くなっていましたね。恐らくこれからもっと可愛く、あるいは美人になっていくのでしょう。例え事故で顔面がぐちゃぐちゃになってもおばあちゃんになっても可愛がることをここに誓います。

 この話は何度もしているけれど、「俺が高3の春に青春18きっぷで旅をした時に出雲大社で『優しくて可愛い彼女をください』と強く願ったから島根県出身の夢ちゃんが神の御力によって俺の元にやってきたのだ」という話は本気で信じています。それなのにいつもモラハラばかりして本当に罰当たりだなぁと思います。一生かけて与えたマイナスをプラスに変えていけたらいいなと思うけど、正直なところ自信はありません。なるべく頑張ります。神の使いというだけあって、夢ちゃんは優しくて面倒見が良くて頭が良くて気が利いて礼儀正しくて可愛くて素晴らしい女性です。そして、実際かなりタイプな女性でもあります。中学の卒業式の日、ぽれの幼馴染のイケメン齊藤君に告白して玉砕し号泣する女の子を見て、それまで何とも思っていなかったその子のことがそれから気になりだしてしまったことがあり、その時にどうやらぽれ(さっき誤字った「ぽれ」が気に入った)には「一途な女性」に強く惹かれる傾向があるらしいという一面を初めて知った。夢ちゃんは悪い言い方をするとメンヘラだけど、そんな言葉で済むレベルではなく、むしろ「バグってる」とか「狂ってる」とかそういう言葉の方が適切なんじゃないかと思うくらい好意を寄せてきてくれた。ぽれはその一途さに感動して「こんな(頭のイカれた)子は他にいないだろうな」と思った。それがどのタイミングだったかは正直まったく覚えてないけど、そう思うと同時に愛おしく思えてきたんだと思う。「一途」、あるいは「メンヘラ」でもいいんだけど、実際そういう性質って男女の関係に欠かせないと思うんですよね。一途(メンヘラ)だからこそ「こういう姿を見せてくれるのは自分にだけなんだよな」と思えたり、「その内急に気が変わって捨てられてしまうんじゃないか」とか疑心暗鬼になったりしないで済むから。あとシンプルに一途(メンヘラ)な女の子は素敵だ。ぽれもそうなんだけど、コンテンツや人との出会いが無数に存在する現代において人は自分の「好き」がはっきりと分からなくなっているんじゃないかという気がしている。趣味にせよ音楽にせよ何にせよ、人に聞かれた時に、即座に「自分はこれが大好きです」と自信を持って言える人って案外少ないんじゃないかと思う。そんな中で、一途(メンヘラ)な人というのは対象の人間を命がけで愛することができる。だから、好意の返報性とかを抜きにしても、やっぱりそれは、人として最大の魅力になり得るんじゃないかなと思う。あと夢ちゃんのもう一つの最大の魅力は、「天真爛漫(無邪気)」というところ。基本的に男は天真爛漫(無邪気)な女の子に強く惹かれるものなのだが、理由はよく分からない。一緒にいて楽しいからなのかな。ちなみに本当に育ちが良くて根っから明るい天真爛漫な女の子と比べると夢ちやんはそれほどではないけど、その代わりに「安定して明るい」という人として最大級の美点がある。女性はけっこう気分屋が多くて、特に生理の時なんかは理由もなく切れ散らかしたりするからクソなんだけど、夢ちゃんはそういう起伏があまり無くて、年中ある程度の明るさを保っていて神。なんていうか、俺の中のもう一人の俺が「こういう子と結婚しなきゃダメなんだよ」と言ってくるんだよな。という訳で、僕は夢ちゃんと必ず結婚しようと思っています。まあいつも言ってることだけどね。

という訳で、これで終わったらまったく面白味が無いと思うので最後にオリジナル短歌を添えて筆を置かせていただきます。

 

ピアノマンよりも優しいメロディを君が寝息で奏でてる夜

 

部屋に住み着いてる自称神多分かわいいとかを司ってる

 

嫌だったレトルトパウチの食品も君があっためたなら愛しい

 

危険です今すぐ避難してください緊急君萌え速報が鳴る

 

 

おしり。