先日、といっても2か月くらい前ですが、大田区民ホール「アプリコ」というところでブルックナーの6番を聴いてきました。
普段は主にフランスもののフルート独奏曲ばかり聴いていて、あまりオケの演奏会には足を運ぶことはないのですが、
今回のブルックナーの6番のフルートのトップを吹かれるという方のSNSの投稿を目にして、その場でオンラインチケットを確保。
この6番は、プログラムにも書かれていましたが、比較的演奏される機会は少ないのだとか。
確かに ? 聞き覚えのある楽章はありませんでしたが、ブルックナーサウンドを堪能してきました。
どうしてブルックナーに反応したのかというと、中学生くらいのころから、家人に今でいうことろのブルックナーオタクがいて、毎日のようにブルックナーの交響曲が家で流れていて、門前の小僧ではないですが、知らず知らずにうちに刷り込まれていったというわけで、
何番の何楽章、というのは一切知らないのですが (何しろ何の説明もなく間接的に聴かされているだけなので)、いまでもその断片がいくつも記憶に残っているわけです。
今回の6番を聴いたことをきっかけに、YouTube で1番から順に聴いていって、何がこれだけ記憶に残っているのか確認してみました ※ブルックナーに精通している方ならお分かりいただけるかと思いますが、想像を絶する(大げさ)時間がかかりました・・・
さて、結果はというと、記憶に鮮明に残っている楽章はこのようなものでした。
3番の1、3楽章
4番の1、3楽章
7番の3楽章
8番の2、4楽章
なるほど、家人がそこだけを繰り返し聴いていたのもうなずける、ブルックナーサウンド、ブルックナーリズムの中でもかなり印象的なものに感じました。
自分の記憶に焼き付いていた楽曲の正体がわかって、なんだかすっきりしました。
ちなみに、ブルックナーの交響曲で「ロマンティック」というものがあるのは知っていたのですが、その実態も確認できてよかったです。
自分としても、やはり4番のロマンティックが一番好きかな、と思います。
ちなみに、今回の件で、このロマンティックの音源として聴いて、大変気に入ってリピートしている演奏はこちらです。
フルートソロの旋律も、美しいです。
自分はオケの経験はありませんし、今後もないだろう、とは思いますが、もし仮になにかオケでできるとしたら、この曲をあげたいと思います。ちなみに2番目はドボルザークの8番ですが。。。
上記の音源、冒頭だけでも聴かれるとよいかとは思いますが、ブルックナーの交響曲は60分から80分くらいあるのでご注意を。


