私はバスケットボールを小学校4年生から始めて、
小、中、高、大、において日本一を達成した。最高学年ではキャプテンに任命。社会人もありがたいことにスカウトをもらい、実業団でもバスケットを続けることができた。
勝って当たり前。勝つためのスポーツをひたすら続けてきた。また、チームをまとめ、常にチーム内では見本となる行動が求められた。
現役時代、心からバスケットが好きだと思ったことは記憶にない。あったのは、勝たなければならない。みんなのお手本にならなければならない。この二つの感情は鮮明に覚えている。また、勝つだけではなく、個人タイトル取れるかなぁ。等の変な心配までもしていた。
私はユニバーシアードまでは日本代表に選んで頂き、日丸を背負ってプレイした。でも、最終的な全日本選手にはなれなかった。
何が足らなかったのか…
きっとそれは、バスケットが素直に好きだという気持ちが足らなかったのだと思う。証明できるものがあるわけではないが、高い確率で間違ってはいないと思っている。
だから、娘には、まずはバスケットを好きになってもらいたい。厳しい練習も、多少理不尽なことも、この気持させあれば、大抵のことは乗り越えられる。
娘にはいつも、最低でもママだからね。と言っている。ママを超えるためには、これからのバスケット人生において、ママにはなかったものを身につけることが必要。
それは、バスケットボールを好きになること。
簡単そうで、意外と難しい。アスリートの楽しいは、楽(らく)とは違い、目標が明確にあり、その目標を達成するために、厳しさ、苦しさを乗り越えなければいけない。その中で楽しいを心が感じるようになることは、私にはハイレベルであった。特に日本の指導者の元でそれを実現できる選手はごくわずかではないかと思う。
私は親として、それを見守ることと、時には導いてあげる体制ができるように心がけたい。特に心も体も柔軟な10歳以下の娘は今が本当に大切な時期だと思う。
また、一つのことだけに集中するのではなく、視野を広げ、いろんなことに興味を持ち、いろんなことにチャレンジして豊な心を育てていってもらいたいと思っている。