最近、息苦しさがちょい増しで。




そういえば…って思い出したのは、

20代半ばのある日曜日の、あやまちにひひ





その頃まだ、少なくとも休日は休日として休める程度の仕事だったから、

フリーな日は

ベランダで花やら野菜やらを育てるのに熱をあげていた私。

大きな鉢やプランターが、ベランダ中にビッシリ。

その数、大小35くらい、だったかな(てか、ほとんどが細長いプランター)





んで、たしか、季節よりちょっと早めに、

夏野菜を作りたい、と思い立ち。





愛用していたガーデングッズ、

幅90cm高さ150cmくらいの4段シェルフを

ビニールハウスに変身させちゃおう!!




ってわけで。





ホームセンターをウロついて、

結果、購入したのが、透明のテーブルクロス。





これを、ちゃんと製図して、

天井面、背面、側面、前面。

ちょっと斜めになってるデザイン通りに型どって、縫っちゃえば…




手持ちの5段シェルフに

ジャストサイズのビニールハウスができるじゃないの!






って思ったんだけど。




買って帰って、カットしたクロスを前に四苦八苦。




うまくミシンの針が通らない。

手縫いでも、針を突き刺すだけで一苦労。







ダメだこりゃ。







んで。

透明ビニールテープも考えたけれど、

風雨にさらされるベランダでは

使い物にならないし。





って思ったその時…






そーだひらめき電球









アイロンで、ビニール袋がベタベタくっついちゃったことある。





アイロンなら、くっつくぞ!!





って。




ミシンで縫うはずだったラインを、アイロンで密着。






アイロンの角をあて、熱で溶かすと、

そりゃーそりゃー、面白いほどに、



ぎゅぅぅぅん!



って、くっついてくれましたよ。







ひっぱっても、取れそうにない。

はじめから一枚だったみたいに。








だけど、


ラインを1本、また1本、と密着させて行くにつれ





ゲホゲホゲホ。






呼吸が苦しくなってく。







最後は、顔を背け、

口をマスクで覆いながらの作業。






なんてったって、でっかい。


くっつけラインが、長い。


テーブルクロスのビニールが、ドロリと溶けて、


そして、


別の一枚と密着するまでの間、アイロンで熱を加え続けるから。







何時間かかったかなぁ。


たしか、半日掛かりだった気がする。





作業しながら

異様な息苦しさに

肺のSOSを感じてたんだけど。





あの時のわたしには、

5月からベランダで茄子とキューリを収穫してやる!





ていう無謀な計画しか頭になくて。






苦しさぐらい、我慢しちゃえばいいじゃん、って。






まぁ、その頃、一事が万事そういう価値観で、

仕事も遊びも、身体の声は無視、だったから。








んで。

晴れて、ビニールハウスは完成。

だけど、

そこから数ヶ月、常になんとなぁく詰まったように息苦しくて、

結核じゃないの?なんて冗談言われるくらい変な咳が、

断続的に出てたの。







今考えると、

熱で溶けて気化して、空気に混じっちゃったビニールが、

わたしの中に入ってきて、

肺の小さな空気穴にへばりついたりして、

ふさいじゃってたのかな。





それから数年後にマスコミで騒ぎ出された、

ダイオキシンなんかも

その時ガバガバ吸っちゃったんじゃ?









あの時の息苦しさと、今の息苦しさとは、

全く違う種類っていう感じだけれど、




でもね、

ときどき、思うんだ。






わたしの肺胞のまわりには、

いまだにベットリと

あの日のテーブルクロスのビニールが

こびりついてるんじゃないか!?って。








もしかして、

私の肺はあの日曜日をさかいに、

人よりも、酸素を吸収する穴が、

減っちゃってるんじゃないか!?って。






乳癌、肺転移、を闘病してく上で、

こりゃ、不利なんじゃないか!?って。











考えすぎかなにひひ






ちなみに。

肺を危険にさらしてまで完成したビニールハウス。

まぁまぁ活躍したけれど、

空気が動かないので、中で育ててる苗に

虫や病気が発生しちゃったり。

うまく活用できなくて、育苗は失敗続き。




結局、2~3年で、廃棄する羽目になったのでした。














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