儒教と老荘の対称性
儒教:有為を説く 「公」 「表」 徹頭徹尾、政治倫理の思想
老荘:無為を説く 「私」 「裏」 宗教・芸術と密接な関係
いたずらに”ねばならない”を絶叫するより(儒教)
”であること”、現実になんであるかということ、人間が本来何であるか
ということを深くつきつめる
同時に人間にとって、いったい値打ちのあること、価値とは何か
老荘の5つの基本的な特徴
1 乱世の思想
表面は治世のように見えても、秩序が歪められた社会、固定化し形骸化し、偽善の満ち満ち
た社会
2 否定と批判の思想
「大道廃れて仁義あり」 仁義の道徳がやかましく説かれるのは道徳が失われている時だ
儒教:あるがままの人間より、あるべき人間を強調 ← 無理な背伸び
現実の人間:大多数の者が1日の大部分の時間、上限より下限を低迷し、堕落している
3 「真」を徹底的に問題にしていく
人間の打算を超えた本当のもので結ばれている人間関係
4 「私」の思想
5 人間の生命そのものが1番値打ちがある
↔︎ 儒教の仁:為政者のため
参考文献 福永光司 道教と日本思想
