道教の本から
仙人と不老不死
中国は徹底した現実主義の国で現世利益を重視
します。理想までも人間の世界に引き込もうとします。そして仙人となり、深山幽谷に籠って
時間を逆に回す方法を追い求めました。
神仙思想
病気治療に関わる「符」などを用いた呪術
宇宙を8つの象に還元して読み解く「易」
5つの気の様態から万物の消長を測る「五行」
等の思想が生まれました
博物的総合性
民間の呪術、占術、まじないなどの類から、高度な哲学・医学に至るまで、目に触れ、手に触れたものまで何でも吞み込ました。
仏教も例外ではなく、その呪法、宇宙論、六道輪廻説、神秘的瞑想法等を取り込みました。日本に入ってきた、漢字で書かれた仏教は道教の要素が混ざっています。
聖と俗、高踏と猥雑、極度な精神主義とスノビズムが渾然一体となり、東洋的調和を持っています
「道・タオ」と「気」
「道・タオ」とは;
何物かであり、また何物でもないもの 認識できないが、一体となることができるもの
時空間を超越しているが、またいかなる時空間にも遍満しているもの
一切をそこに包含する、思考されたものすべて、存在するものすべての“容れ物”
すべてを呪術的に包含して増殖する道教の思想の核となった
その“容れ物”の中には《気》が満ちています
気が結ばれてモノとなり、ほどけて空になります。
気は《世界》のDNAであり、世界とはタオの中で揺れる《気》の一様態に過ぎないのです
《気》は《意識》によって操作できると考え
タオという入れ物を満たしている《気》を、意識によって、また物質的・呪術的操作によって
変容させることが可能と考えます
※ 世界史の教科書に出てくる「太平道」「五斗米道」(後漢 2世紀末) は道教の源流になる
