えるふり放浪記。

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みなさま、えるふり放浪記へようこそ。

人生を旅に捧げた男の物語を、どうぞゆるりとご覧ください。

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あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願

い申しあげます。昨年はいろいろと、様々な出

き事が御座いまして、ぎゅ~~っと凝縮された時間を一気に走り抜

けた一年でありました。

いろいろのひとつが、旅行記の出版だったのですが、敢えて

いっさい商業的な活動はせず、神頼みしにあちこ

ちお参りに出かけるのでした。2013年は、い

ろんな暦の節目が重なる年でありまして、なにか縁起にあやかろ

うと巳年の年男である僕はへびの神様

を祀る三輪神社へ詣で、そしてダブルの式年遷宮パワーを取り

こぼすまいと伊勢へ出雲へ詣でたのであり

んした。その他各地の天満宮や稲荷神社、台北の龍安寺にも

ご参拝した次第なのだ。あ~・・・・そうそう台湾は

とて

も波乱含みな旅であった・・・・



うしてあんなにも、って思う位にアレが、その・・・、まーごそう

ぞうにおまかせします。まーなんにせ

よ、あんだけお祈りしたんなら必ずや沢山世にひ

ろまる事間違いなしでしょう。(先日振込まれた印税はデイリーワイン2本ばか

し買える金額だったのだ・・・)あと少なくとも最低五冊はめげずに書いてい

くつもりですのでどうかこれからもよろしく

お願いします。あと、タバコ辞めれました。噂通りのチャンピックスの威力、はんぱ

ねー噂以上の悪夢・・・こりゃまじスパッと辞めれますよ誰でもホント。税金ドンドンあ

がっていきますよ~税収増えないけど医療費削減の為確実に値上がりします。

いやしかし節約が目的であったのに、食べる量増えてお財布はトントンって・・・・

もうホントただ健康的に肥えてしまっただけやおまへんか。あああ、こ、腰の周りの、肉があ!

う~ん、まーいいか~。そして今年はさらにワイン狂っぷりが加速し膨張

し、周りの声なぞ何処吹く風、馬耳東風、馬の耳に念仏状態で突っ走っていくでしょう。

あとには引けない、株とビットコインで生き馬の目を抜き尻馬に乗らず利益を上

げていくぜええ。全てがどうなるか分からないけど、人間万事塞翁が馬と言いますし、

まーぼちぼちうまい事やっていこうと思っていま
























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2011年1月

シャトー・ラグランジュ 2006を飲んだ。メドック格付け三級を誇るサン・ジュリアンの優良シャトーである。日本の飲料メーカーSUNTORYが購入し低迷期から救い出し復活を果たした。


ボルドーワインの中でも比較的早飲み出来る事で知られていて、そしてその土壌はメドックでも十本の指に入るポテンシャルを持っているんだとか。


はてさてそのお味、

いかがなものなんだろうか。



キュキュキュキュ、ポンッ


うわあ

ケーキなどの洋菓子がぎっしり詰まった箱から溢れ出すリキュールやあま~いジャムの香りが部屋いっぱいに広ったように感じ、思わずトリップしそうになった。

いや、トリップしていたかもしれない。

なんか、なんていうか・・・・・、何なんだろうか、この香りは。

ブドウのお酒なのにブドウの香りがしない、ホントに不思議な飲み物だ。


いままでに嗅いだ事のある香りとかそういった代物ではなく、子供の頃に果物を頬張った時の記憶、亜熱帯地域の果物市場に吹く風の匂い。などなど

記憶の断片が溢れ出す

そういった香りなのだ


・・・・・この世界を知る前はこういった話しを大真面目、時に恍惚とした表情で語る人びとを

気は確かか、といった目で見ていたものである。


あの頃と比べたらだいぶワイン色に染まってきたなぁ~まさか自分がねー

過去を振り返る度に、そうしみじみ思う僕なのであります。




では、チビリ。


あ・・・・、ああ・・・・・、ああああああああありがとうございまああああああす(遠峰調で)

はじめはフルーティーな味わいだけど、

後から顆粒のような舌触りのタンニンがほろほろと崩れていき、いつまでも続くような余韻にうっとりしてしまうのだった。もしかして、コレがフィネスとかいうやつか・・・・・

なんて、素晴らしい飲み物なんだろうか


そしてアタマの中に流れたのはマイケル・ナイマン『anohito no waltz』だったのだ。













丘陵地帯に広がる葡萄畑を、風になって流れるように通り抜ける

同時に優しくて柔らかい土の感触が伝わる

行ったことはないけど、ここがサン・ジュリアンなんだと感じた

ああ、なんて親しみやすい口あたり、しっかりとした骨格、お手頃な価格(重要)



あれ以来、同ビンテージ、別ビンテージを何度も試した。

何度も何度も試したけれど、あの時ほど優しく振り向いてはくれない

だがあの時のあの気持ちを、もう一度感じれるのなら

何回そっぽを向かれようが、ひとつも惜しいとは思わない




今ではすっかりサン・ジュリアンのテーマソングになってしまったこの曲。

聞くたびに葡萄畑が広がる、うっとりとした余韻が響く

もう一度だけ、優しく振り向いて欲しい





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アートや美術を楽しむうえで知っておきたい、ちょっとした知識。

しかしそれは本当の楽しみを妨げる最も厄介なもののひとつでもあるのです。


言葉ほど表面と本質を切り離す性質の力を持つものはない。

魔法のように広く伝わり、呪いの如く誤りを植え付ける。

ああこんなところにも陰と陽の作用が・・・・



けれども言葉を越えたい、言葉によって言葉を越える表現をしたい。

そこに行った人でしか感じる事の出来ない感覚を、

借り物の言葉ではなく自分の言葉で表現したい、

大胆に攻めていきたいのだ。


心に響く言葉で旅のすばらしさを伝える事ができたなら、

価値のある時間を過ごした甲斐があったと思えるのです。


お、っと旅行記の話じゃなくて、

今日はアートや美術鑑賞のちょいとした豆知識のご紹介で御座います。



まず縦長の絵、横長の絵には、それぞれ上へ伸びる力と横へ伸びる力があります。


一面に広がる野原、多くの方が横長のキャンバスに描くのではないでしょうか。

天高く馬肥ゆる秋、あなたが思い描くイメージは横長ではないでしょう。

これは理屈ではなく人間の持つ感覚であるのです。



絵の中に題材がひとつならば







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物語は生まれてこないが、ふたつであるなら互いに引き付け合うか反発しあう。

そこには相互関係が生まれてくるのです。

みっつならば三つ巴、中庸や調和した関係性を現す。

数にも意味があるのです。





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寂しさや肌寒さを現す寒色、温かさや豊かさを現す暖色。

観る者に緊張感を与える鋭角の線、自由でのびやかな曲線。


人間の感覚や感情に訴えかける共通語を操り何を伝えようとしているのか、

意図を探ってみたり、対峙した時の自分の心境の変化を楽しんでみたり。

意味のわからなかった抽象画も楽しめるようになるのではないでしょうか。


人類の飽くなき探求心は留まる事を知らず、そして変化する時代と共に新しい概念を生み出していくのだ。


消費社会の病めるアメリカをキャンベルのトマトスープで表現した















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アンディー・ウォーホル


合理性やパターン化されたデザインが特徴的な


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アール・デコ様式




そして自然界の曲線を取り入れた





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アール・ヌーボー様式(酔っぱらって制作しました)


美術史には各時代に生きた人々の価値観をうかがい知るヒントが隠されている。

現代の作品は今を生きる我々の心を映す鏡なのだ、

未来人は現代人の作品を観て何を感じるだろうか、


未来とはどういう世界なのか・・・




いや~芸術って、ほんっとうに素晴らしいですね。 ではまた。







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