浦和戦後、生まれつきある背中のほくろを切除する手術をしたあたしは、
しばらくゴール裏をお休みしました。
この日は久しぶりにゆっくりと観戦。
ついにスマホに買い換えたあたしは、重役出勤でみんなと合流。
手術は前々日にしたもんだから、まだ傷口はズキズキ。
MちゃんとTさんが重いものを持ってくれたり、「走らないでいいよ」と言ってくれたり、とにかく優しくて、これならずっと術後でいたいって思ったわ(ポチからは気遣いゼロ)
そんなポチに「なんで来たの?俺だったら行かないよ。そんなに俺に会いたかったの?」と言われたけど、食い気味で「違う」と答えました(そらな)
ご飯何食べたかとか何話したかとか全然覚えてません。
試合をどこで観るのか決めていなくて。
結局面倒だから、このまま中二階のベンチでいいかーと、
みんながゴール裏へ向かうのを見送りました。
試合が始まり。
みんなの応援を応援しつつベンチでひっそりと観戦。
そんな矢先。
「お客様申し訳ございません。
こちらで試合を観るのは禁止されておりますので、スタンドのお席方へ行っていただけますか?」
――えっ…(まさかスタッフに怒られるとは思わなかった)
「申し訳ございません。こちらの席ですと向こうの、上の者からも見えてしまっておりまして…」
――体調悪くてここにいるんですけど。(嘘ではないぞ、あながち)
「救護室へご案内致しましょうか?」
――い、いえ、それほどではないんですが。(お願いだから何も聞いてくれるな!)
「じゃあ…上の者にもそう伝えておきます。失礼します」
それからほどなくして、
「お客様恐れ入ります。先ほどスタッフの者から体調が悪いとお伺いしたのですが、救護室へご案内致しましょうか?」
――い、いえ、もうしばらくここで休ませてもらえれば…(まさかの救護スタッフ!さっきのスタッフ、ちゃんと伝えたのか?!)
「そうですか。そうしましたら、スタッフは常に巡回しておりますので、辛いようでしたらお声をかけてください」
…もういいよ。席行くよ。行けばいいんでしょ。
そしてハーフタイム。2階席の端へ移動。
あたしの周りは、
・解説者(もどき)
・孫とおばあちゃん
・親子連れ
・ヤンキー(風)2人
といったラインナップ。
後半開始後。
最初はおとなしく観てたあたしですが、いかんせん退屈。
なので、軽く手拍子を始めました。
手拍子だけと思っていたのですが、
気付いたら手も付けてました。(オーアントラーズとか)
そしたらいつの間にか、あたしの周りに居た上記の人達も一緒に手拍子してくれるようになっていて。
降格争いをしてる相手に0-1で負けたことは不甲斐無かったけど。
スタジアム全体の雰囲気はこうゆうところからも作れるんじゃないかって、一つの可能性を感じたことはあたしにとっての大きな収穫でした。
試合後、コンコースに戻ると、みんなより一足先にぐったりしたポチが帰っていました。
試合中、急に右足が痺れてきたそうです(熱中症?)
みんなもぐったりして帰ってきました。
でもMちゃんは元気でした。(オールウェイズハイテンション)
Tさんとポチに汗でびっしょり濡れたTシャツを投げつけられました。
雑巾の臭いがしました。
手をちゃんと洗ったのに、家に帰ってもまだ雑巾の臭いがしました。
後日。
あたし達が陣取ってる中二階のベンチの近くの柱に、
「体調が悪くなった方はこちらにご連絡ください
℡:○○○○-○○-○○○○」
という貼り紙が貼ってありました。
コレ、あたしのため??