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先日、お友だちのお父さんが富士山に登られたとのことで、山頂で購入した御守りを
娘へのお土産にと下さいました。
娘は
山頂に登らないと手に入らない
貴重なものをもらって凄く嬉しい
と大変喜んでいました。
過酷な登山の最中にもかかわらず、
娘のことを気にかけて下さるなんて、
なんてありがたいんだろう~!と
パパさんの心遣いに感謝しきりです。
私は過去に一度だけ、富士山登山の経験があります。まだ20代前半で若く元気があった時です。
当時は知識がなく、最近になって知ったことなのですが、夜に五合目を出発し、宿泊せずに明け方の登頂を目指すというその時の登り方は
「弾丸登山」と呼ばれていて、
高山病や低体温症などのリスクがあり危険なため、
避けるように!と言われている方法でした。
初心者はもとより、
ただでさえ人より体力のない私にはもってのほか!
無謀にも程がありました。
ホント無知って怖いですね💦
その上、直前に急に決まった出発だったため、
私の装備は
Gジャン、コンバース、
リュックに至っては
ビニールのショップバッグをナナメ掛けで背負っているという、
驚愕の出立ちでした
まさに「無課金おじさん」のごとく、
ホント、
「ちょっとそこの公園に散歩に行ってくる~🎵」
…みたいな登山にはヤバすぎる装備ですw
決して山をナメていたわけではなくて、
それほどまでに登山に対しての知識がなかったんです
そんな、今から考えると信じられない無謀なチャレンジでしたが、
それでも若さもあってか、六合目~七合目あたりまではそこそこ順調だった記憶があります。
「この調子なら、
私でも案外スムーズに行けるんじゃない!?」
と調子に乗っていたのも束の間、、、
八合目辺りから様子が一辺。
やっとの思いで八合目を越えたと思ったのに、
次に着いたのは本八合目!
え!?
次は九合目じゃないのー!?
こっちが「本」ならさっきの八合目はなんだったの!!!
さらにさらに、
その次に待っていたのは
「八合五勺」
なんだそりゃー!
登れども登れども、
永遠に抜けられない八合目地獄に心が折れまくり💦
当時の写真には
登るにつれてどんどん顔が死んでぐったりとしていく私の様子が時間の経過と共に一目瞭然に写っておりましたw
宿泊者ではなかったので、山小屋では軒先に腰を掛けるだけ。
一瞬でも靴を脱いだりすることは禁止されており、
足がパンパンでとても辛かったです。
(…なんせ、装備がただのコンバースなので)
地獄の八合目を必死の体で抜け、
いきも絶え絶えたどり着いた九合目。
しかし、その先に待っていたのは…
山頂までの大渋滞!!
視界はもう山頂を捕らえているのに、
の、、登れないっっ!!
年始の成田山もビックリなほど、
人がぎゅうぎゅうで遅々として前に進めないのです。
私の思い込みで、「登山=暑い」だったのですが、
実際は真逆で寒い!寒い!
結局、登頂には間に合わず、九合目付近で御来光を迎えてしまいました。
この時だけは一瞬疲れを忘れて、敬虔な気持ちに包まれました
じりじりと時間を掛けてやっとたどり着いた山頂は
突風が吹きすさび目を開けていられないほど。
寒さに耐えられずカッパとか着ていた気がします。
この時の私の心境は
お鉢めぐり?本当の頂上?
それどころじゃない!!!
という感じでした。
疲れや眠さでだいぶバテバテでしたが、
なんとか山頂までこれたのはすごく達成感があり、
キツかったけど来て良かった!と思いました。
あとはもう下りるだけだー!
そう思った私、、、
甘すぎた!!
この時の登山で私にとって一番過酷さを極めたのは
下山道でした。
遮るものがなにもなく日差しがとにかくジリジリと暑い🔥
その上、ふかふかとした厚みのある砂の層。
一歩踏み込む毎に足を取られてしまい全然進むことができず、膝がガクガク
しかも、何度も言いますが装備がコンバース。
足先への負担が凄まじく、
親指の前面には何ヵ月にも渡って治らない内出血ができてしまい、踏み込む度に激痛でした。
回りの人達が駆け下りるように下山していく中、
へっぴり腰でバテバテの私は何倍もの時間を掛けて
痛みに悶えてヒィヒィ言いながら、
一歩一歩亀のようにゆっくり下りるのが精一杯でした。
一緒に登ったメンバーの中には下山後、
午後から仕事に行く予定をしていた人もいたのですが(超人すぎる!)、
私が全然下山できなかったせいで間に合わなくなり、キャンセルする羽目になってしまったそう💦
申し訳ないことをしてしまいました。
(私も精一杯頑張ってはいたのですが)
富士山登山は私の人生の貴重な体験となりましたが、もし、今後どんなに血迷うことがあったとしても、
絶対に気の迷いは起こさない!!
と、己の心に固く戒めましたw
…ちなみに娘は中1の時に登頂を果たしました。
山頂にて投函されたポストカードには、
『未来の○○へ(←自分の名前)
お元気ですか?
私は今、富士山の山頂に居ます。
とてもがんばりました。
今のあなたは、
がんばる気持ちを失っていませんか?
失ってしまっているなら、
今日のことを思い出してがんばろう!
ファイト』
と未来の自分に宛てた自筆のメッセージが綴られていました。
娘本人はもうこのポストカードのことを忘れてしまっているかもしれないけど、
私は時々こっそりとこのポストカードを眺めては、
中1当時の娘の逞しさに勇気を貰っています