東京渋谷の本格的ギリシャ料理店からギリシャ人シェフが綴るブログ

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              東京、渋谷の本格的ギリシャ料理店の片隅からギリシャ人だからこそ知っているギリシャのネタを気ままに綴ります。

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蜂蜜はすごく体にいい



日にちをおいても腐らないし、古代ギリシャから蜂蜜は食べ物としてでなく、

薬としてもとても大事なものだった。


栄養ももちろんたっぷり。





扁桃腺が腫れたとき、僕のおばあちゃんは蜂蜜とレモンを混ぜたものを指にまいたガーゼに付けてのどにつけてくれた。





僕は毎朝蜂蜜とレモンを混ぜたドリンクを作って飲んでいるけど、これは血液がサラサラになるって昔から言われてた。







こんな風にオリーブとともに蜂蜜はギリシャではとっても大事な食材。









今うちの店でギリシャ産モミの木の蜂蜜を販売しています。

欲しい人はお店に来てね。











BC490年  9月12日




ギリシャでは2500年前のマラトンの戦いの記念日。





去年は昔の兵士のスタイルをした若者がパレードをしたけど

残念なことに今年はないみたい。



でもギリシャではみんな知ってる記念日だ。








少し詳しく書くと。


その時、ギリシャ軍の兵1万人に対して、ペルシャ軍はなんと12万人!!!


もちろんペルシャ軍が来るのを知っていたギリシャは、あちこちのポリスからマラトンに兵が集まっていた。






この暑い季節、9月12日の朝8時30分からペルシャ軍との戦いが始まって、終わったのは3時間後。もちろん勝ったのはギリシャでペルシャ軍は残った兵士が船に乗って逃げて帰っちゃった。




この戦いの戦死者はギリシャ軍192人だったけど、ペルシャ軍は6400人!!!


この時の戦死者のお墓はマラトンの海の近くにあります。

ティンボスというけど日本語だと古墳かな?

今でも旅行者は見に来る場所。




この勝利を将軍ミルティアディスからアテネに伝えるように命令を受けた伝令(イメロドロモス)フディピディスは走ってアテネに向かった。


その距離が今のマラソンのもとになっている









でもフィリピアデスは「勝った」と一言伝えて亡くなってしまった。

もしもこのときペルシャ軍が勝っていたらヨーロッパは皆ペルシャ語を話していたかもしれないね。



昔も今もギリシャ人はとても勇敢だ。








今回のロンドンオリンピックには204か国が出場した。



ロンドンのオリンピックの観客がよく集まるハイドパークには



コカコーラがスポンサーの赤い世界地図があるのだが



なんと、その地図にはギリシャがない!!!



在ロンドンのギリシャ大使館がこのことを伝えたら



訂正するということらしいけど、もうオリンピックが終わってからじゃあ遅いよね。



このオリンピックはミスが異様に多いオリンピックだったけど



オリンピックはギリシャ発祥のものなのに、こんなひどい間違いってある?



この地図を見てみて!!!





http://www.insidethegames.biz/olympics/summer-olympics/2012/sponsors/18283-exclusive-coca-cola-forced-to-apologise-after-erasing-greece-from-olympic-map

ギリシャは経済危機で年金も問題になっているが



年金間近や、年金生活者と、お金のために結婚する若い外国人女性が多い。



彼女たちは、公務員などのいい年金がもらえる人を選ぶ。



東欧の人が多くて、自分の国に帰国して受け取るので



かなりいい生活ができるというわけ。



そして、どんどん国外にお金が流れ出ていく。



劇場やテレビの風刺コメディーとかでいつも取り上げられる



問題のひとつだ。






ロンドンの大英博物館には、ギリシャから持って行かれた古代の彫刻が


たくさんあることは有名だ。


ギリシャの写真家とミュージシャンが一緒にこのような動画を作った。


カリアティスが


「私、大理石だけどギリシャに戻りたい!姉妹たちもギリシャにいるから


早く帰りたい!」と言っている。


大英博物館から古代エジプト、ギリシャからのものを除いたら


何が残るだろう?