今朝は昨夜からの雨が残る大阪

今年も後二週間程になりました。
前回でも少し触れましたが
道場の納め稽古も終わり
気分的には少し浮かれた状態です(笑)
 
さて
この時期になると過去を振り返る事がよくあります。
 
私だけかな?
 
長男が小学校入学と同時に習い始めた剣道
現在長男29歳て事は
22年も剣道に携わって来たんだなぁー
 
山あり谷あり地獄あり(笑)
 
現在長男はシフト制の仕事の為に
月に一度来れるか来れないかですが
来たら子供達からは大人気です。
 
一瞬ですが輝いてた頃もありましたが
現在細々とでも剣道に携わっている
姿を見るとこれで良かった
道は間違って無かったな!
そんな思いが湧いてきます。
それと同じく次男も常に
兄を追いかけ年中から一緒に剣道をはじめました。
そして今も週二度の道場での指導に来てくれてます。
 
 
やはりこの年代は遊びたい盛り
ですが道場での指導は確りと来てくれます。
そんな次男に少し変化が
 
何度もインターハイ選手だった事は
ブログでも書いたと思いますが
つい最近までは
牙の抜けたような次男になってました。
 
そこには次男を取り巻く色んな環境が
そうさせたと思います。
 
競技生活から退くとそうなるんですがね。
試合に出ても勝つにも負けるにも
らしさが無くってました。
 
そんな次男がつい最近
一緒に食事をしている時に
「俺は30代最強剣士を目指す」
⋯⋯(笑)(笑)
 
おかしな事を言い出しました。
妻と寝言が始まった⋯⋯なんて言って笑ってたんですがね
 
先日の納め稽古で私達には目ん玉が飛び出でる様な試合を見せてくれました。
対戦相手は高校時代は鎬を削る仲
今は縁あって私の携わる道場に
時々稽古に来てくれます。
 
この彼とは中学時代からの剣友
進学先は別々になりました。
そして三年後のインターハイ予選団体戦で
彼の通う高校と決勝で戦う事になりました。
次男は先鋒として
彼は大将として
死力を尽くして戦った結果は
次男の学校に軍配が上がりました。
激戦覚めやらぬその夜に
彼は道場に稽古に来てくれた事を覚えてます。
その時の写真です 真ん中の赤胴が彼です
 
そして彼は大学へは進まずに実業団へ
 
 
時は経つこと9年
 
次男は細々と剣道に取り組む
そして彼は全国実業団大会二位となる
 
そんな二人が先日私達の前で繰り広げた
試合は部内の紅白戦でしたが
其れを超越した戦いでした。
 
実は彼
就職の為 地元大阪を離れ府外へ
そして転職を機に大阪に戻ってきました。
 
驚きだったのですが
もう剣道はやらない⋯⋯
そんな気持ちで大阪に戻って来たそうです。
 
何があったのか?
色々考えた末での結論だと思います。
 
 
でもそんな彼が目の前で素晴らしい試合を
見せてくれたんです。
 
 
大阪に帰って来た時に
どちらからかは忘れたけど連絡が入ったそうです。
そして色んな話しをしてる中で
次男が『一度うちの道場に来て子供達と稽古を』と声を掛けたのがきっかけだそうです。
やはり全国トップクラスの剣道
子供達の前で素晴らし剣道を披露してくれ
その時に「元気な子供達の笑顔に元気を貰ったそうです」 そして剣道を続ける選択肢がみえたそうです。
 
次男はそんな仲間が身近に現れ
自分の剣道を見直す機会が貰えた様子でした。
 
私は次男の牙がまた輝き出してる事を確信しました。
そしてそれを引き出してくれている彼もまた
次男に影響を受けてるのですね。
 
それを道場の子供達は目の当たりに見る
 
またそんな子供達が現れてくれる事でしょう
試行錯誤の22年間でしたが
 
私はこれで良かった!
 
そんな気持ちで一杯になった
先日夜の稽古でした。


前回のブログでも書きましたが
合い突きなんて見た事がありません
長男もこの試合は目を真ん丸くしてました。
 
お互いを高め合える仲間
 
2019年  令和元年
締め括りの渾身の一撃は
お互い【突き】の相打ち
 
劇的な幕切れ
そしてこの二人の闘いはこれからも
続いて行くのです
 
素晴らしい剣縁ですね