昔は違うのかもしれないが
運行前は冷却水とオイル量(汚れも当然含む)を点検してから運行する
これ教習所で最初に習う事
オイルは当然レベルゲージだが
冷却水はリザーバタンクで点検する
(昔の車はリザーバタンクが無いからキャップを開けて点検)
年配のお客さんなので
昨日のイナゴのお客さん
リザーバタンクで点検せず
直接キャップを開けた様で
廻りにLLCが付着していた
更に
コンデンサーとラジエータの違いも理解していない様で
ちゃんと説明したのに
ここから洩れてるみたいと
コンデンサーを指さして言う
LLCは赤い色に着色されているから
透明な水は雨水で
更に
ここはコンデンサーだからエアコンの冷媒が入っているので水は出ないですと説明
分かりやすく説明すると家のエアコンの室外機と同じですと説明
これで少しは納得した様で
一件落着
ホント
自分が思っている以上にユーザーは車の知識が無く
説明するのに苦労する
説明しても機構まで理解するのはまず無理なので
どこら辺まで説明するのが良いのかも何時も悩む
一応説明しますかと聞いても殆どのユーザーは聞いても分からないか
説明は不要と言うのが殆ど
車屋と言うかメカニックは国家資格(潜りも居るけど)も必要だし
技術(スキル)と知識とかなり必要だが
★ついでに書いとくと
自分の場合は3級の取れる専門学校(昔で言う職業訓練学校なので授業料は無料、今は2級迄取れるから高卒だけでなく、30歳位の人も居た)1年通って、ディーラーで2年実務経験して、毎週、日曜と隔週水曜、土浦まで車で30km走ってAM9:00からPM4:00位まで講習受けてやっと実技試験が免除になり学科試験が受けられる。(2年以内に合格しないと実技試験免除がなくなり、また講習、竹園出身の友人は2回試験に落ちて、結局2級も取れずに終わった。)自分の後輩世代からは出勤扱いだが、有給休暇使って、それだけでは足りないので、欠勤扱いで6カ月、当然一発合格(落ちる事は許されないので、この時ばかりは真面目に勉強した)してそれからまた実務経験をして検査員の講習を受け(これは出勤扱いで有ったが、講習後に電話を掛けろと言われ掛けると戻って仕事してくれと、先輩のNさんは帰ってこなくていいと言われ一度も戻ってこなかったのに、何で俺は戻って仕事なんだ?とぼやいて居たが(笑)で検査員も一発合格(ちなみに前年度の合格率は50%以下)現在は一級整備士(4年の専門学校で取得も可能と大学並み)まであるが、この時代は検査員が最上級の資格、高卒だと更に大変な時間とお金が掛かる。
口で言うのはカンタンだけど自動車整備の資格を取るのは物凄く大変な事だと、これで少しは分かってもらえたと思う(弁護士の方が凄いけど)
なのに~
建築関係と比べると工賃共に低く(この程度でこんな金額になるのかと何時も驚く)
国家資格の要らない大工さんが家を建てられるのが不思議でしょうが無い
と
愚痴っぽくなってしまったが
これが現状なんだなと
思った。