古い車でも

必ず聞かれる

何時できますか!?

そんなのはね~

預かって車見なくちゃ分からないんだよ!

と言いたいけど

(書いてるけど 笑)

ぐっとこらえて

年式が古いので、交換部品が出た場合日数は掛かります

返答するのがセオリー

接客もやるメカは大変なんだよ

市の車に限らず

会社などの不特性多数が乗る車は乗りっぱなし

(管理者が決まってる会社はまれ)

メンテのメの字も無い

以前は点検もやる様になっていが

親分曰く無料でやれと

何で車検も安くやってるのに引き取り納車までやって法定点検も無料なんだよと

お金は貰うべき

それが当たり前

以前の整備士の集まりで俺は言ったが

いつの間にか点検は無くなりましたが(笑)

オイル交換定期的にやってれば、オイル漏れは殆ど起きない

今回は21年だからしょうがないかもしれないが

で前置きが長くなったけど

ポンプとクランクのオイルシールを交換し

黒なので分かり難いが、硬化して何か所か割れてます。

 

お次はヘッドカバーを外して

IN、EXのカムキャップベアリングを外す

オイルメンテが悪いのでリップ部分にスラッジがビッシリ

これはコイツを使えばピカピカになります

私(丁寧な言葉で自分を表現すると男でも私を使うのがセオリー、デーラー時代は皆そう)のブログでは何度となく登場する緑の物体

ディーラーは無論、普通の修理工場には無いでしょう(笑)

ディーラーでも本社の教育室にはあるかもしれない

外したオイルポンプのオイルシールは21年の歴史を感じた

カムキャップベアリングは物凄く綺麗

オバサンしか乗らないので、ここは痛まない

逆ガンガン回す人は、オイルメンテが良くても筋が入ってしまいます。

俺の事か(笑)

今回はヘッドカバーが外れているので

カムのオイルシール交換はカンタン

ちなみにヘッドカバー外さない場合はキャップも外せないので

クランクと同じ方法で交換します。

そしてメクラ蓋は

抜け止めになっているので、カムキャップベアリング外さないと絶対に交換できません

でなるべくやった方が良いのが

カムキャップベアリング外周のシーリング

今回のエンジンはやってない?、オイルが若干滲んでいた。

リターン溝があるので、オイルプレッシャーが外周部に来る事は無いが、毛細管現象でオイルは滲んでくるのでやった方が良い

リターン溝に掛からない様に、薄く塗るのがコツ

★逆にエンジンチューンやってる人はカムを頻繁に脱着するので塗らない(塗ると取り外しが面倒)

そしてキャップベアリング面にグリスを塗って、ボルトにモリブデン塗布して

130kgf・cmで締め付け

カムプーリーボルトは500kg位で締め付け

メクラ蓋が純正品なので

昼まで放置

古い車は部品待ち時間が多いので

効率が悪く

誰もやりたがらないが

ウチに回ってくるのはそんなのばっかり(笑)

こんな作業も多分今回が最後でしょう

そのうち車も壊れたらAssy交換の時代になります

と言うか

なってます。