多くのトレーダーが国内業者を利用している理由は恐らく、以下に挙げるような海外業者のデメリットがあるからだと思います。
①まず、スプレッドが比較的大きいため少しの利幅を狙うトレーダーにとってはスプレッド負けすることがある。
②次に口座の入出金が複雑で時間のかかる場合があり、海外の担当者であったりと日本語への対応が十分ではない。
③相変わらず累進課税が適用される。〔年間1800万以上で半分持っていかれる〕
しかし、これらはレバレッジの大きさだけで十分補って余りあるものだと思います。
まず①についてですが、スプレッドが比較的大きいといってもせいぜい数pipsです。
国内業者でドル円が0.1~0.3pipsですが、海外業者は2~2.5pips 程度
値動きの大きいポンド円でも国内業者は0.9~1.2pipsですが、海外業者だと5~6pips程度
つまり、2~5pips程度の差でしかないわけです。
スプレッド負けするには利幅が非常に少ない場合に限ります。
たとえば、ドル円で取引する場合、
レバレッジが25倍でスプレッド0.1pipsの国内業者を利用する場合
レバレッジが100倍でスプレッド2pipsの海外業者利用する場合、
1ドル100円として、10万通貨で1000万の証拠金が必要です〔レバレッジなしだと〕
国内業者であれば1ロット40万円必要
海外業者であれば1ロット10万円必要
海外業者は国内業者と同じ必要証拠金で4ロットで取引できます。
金額上同じ利益を得るためには海外業者は国内業者の1/4の利幅で良い事になります。
つまり、海外業者で1pipsの利益=国内業者で4pipsの利益となります。
これに前述のスプレッドを加算すると、
海外業者 2+1=3pips
国内業者 0.1+4=4.1pips
海外業者の方が少ない値幅で同じ利益が上げられます。
実際このような少ない利幅を狙うとレーダーは少ないですよね。
海外業者であっても10pipsくらいは狙うと思います。
このようにスプレッドを考慮しても海外業者の方が有利だと言うことが分かるかと思います。