写植屋さん月給100万円の時代!! | 祝12周年!「お宝広告館」は「東京広告なび」へ

写植屋さん月給100万円の時代!!

お宝広告館 【まれにみるみれにあむ】 もうすぐ10周年!!-オヤジと息子の広告ブログ


ローリングK 泥と女性


ローリングKのポスターです。
スチール写真に泥を塗って撮影しています。
当時これもまた婦人団体が「女性のレイプを連想させる」と血眼になって抗議したらしいです。「逆に婦人団体が女性差別を作り出しているんじゃないか」と亡くなった祖父が言っていたのを思い出しました。どうなんでしょうね。

先日、親父の取引先の印刷会社に会社訪問に行って来ました。印刷会社って(当たり前ですが)、工場なんですね。
喫煙所で気のいい年配の職人さんが話し相手をしてくれました。
DTP以前の写植の時代は、写植職人さんが月給100万円は貰っていて、月に2回に分けて支払っていたそうです。まさに給料袋が立つ!!みたいな厚さなんですかね。
当時は遊び方も豪勢で、給料を貰ったら即みんなでタクシーで銀座の高級クラブに繰り出していたそうです。宵越しの金は持たないとはカッコいい。
当時はお金持ちだった写植職人は「何故か今はお金を持っていない」と笑っていました。う~ん、みんな貯金してなかったのかな。



【参考サイト】 モリサワ 文字の手帳 第5回「技術と方法(2)写真植字」

お宝広告館 【まれにみるみれにあむ】-写植機


写植機のような難しい機械を使っていた写植職人なら「マックへの移行もスムーズだったんでしょうね」と聞いてみたら、実はそんな事は全くなくて、現在でも写植機しか使えない職人さんがたくさんいて、どんどんリストラされているそうです。

そこに、ちょうど外注のデザイナーさんが通り掛かったので、その方にも話しを聞きました。昔のデザイナーは指定紙を作って、やはり月100万円は貰っていたそうです。
しかしDTPの時代になり、デザイナーの仕事の範囲が広がり、実質仕事の内容が増えたのに何故かギャラは下がる一方だそうです。納期も縮まる一方。カメラマンにしても同じなんだそうです。

デジタル化って、一人で何でもできるようになった割には、ギャラが安くなったのでメリットがあるんだかないんだか、と嘆いていました。

「デジタル化」。
電話線で世界中のパソコンが繋がるこんな時代がやってくるなんて、まさしくグラハム・ベルもノイマン博士もびっくりですよね。

グラハム・ベルとフォン・ノイマン

グラハム・ベル と フォン・ノイマン


印刷業界は、手に入れた「ワンソース・マルチユース」の利便性と「薄利多売」のハザマで、なんか「カイ~の」ハザマカンペイ、みたいな心境なんすかね。

間寛平 かんにんな


マスコミ研究 】 広告に対する抗議・告発型批判運動の実例紹介


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