今日googleが日本人技術者を対象としたイベントを開催する
とのことで、技術者ではないけど一応日本人ってことで参加してきた。


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会場は200人を越える日本人で大盛況!




イベント内容の公式アナウンスメントとしては、
Google File Systemを使ってどのように
Google Maps Japanを構築(ローカライズ)したか
に関する技術的なプレゼン及びgoogle社員との
交流と書かれてあった。



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※受付の看板。プラスチックの小さいケースで作ってある。




しかし、彼らの裏目的としては

日本の文化を熟知している日本人の優秀な

エンジニアをリクルーティングするためのイベント

じゃないかなーと思った。



しかしながら、ここはさすがgoogle! 




そんなシリアスな雰囲気は一切出さず、プレゼンテーションは

ユーモアを交えながら10分×4人で飽きさせず、交流会の時間は

google特製、豪華なお寿司・天ぷらとお酒を楽しみながらで参加者みんな楽しんでいた。




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※オープンキッチンのブッフェスタイル



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※お寿司の山 うひょーー!!


でも、このような状況から考えると、googleは日本を重要な
マーケットの1つとして考えてるようだし、この日本の特異な
文化にも対応することへの意気込みが伝わって来た。



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※googleマップ日本版を解説するプロジェクト責任者



今回はプレゼンテーターも日本人で、参加者もほとんど
日本人だったけどすべて英語でかつ技術的な内容だった
ので大枠しかわからんかったけど、ここで知り合った人が
MIXIで日記書いていたので、抜粋させてもらった。





<プレゼンテーションの概要> Sさん日記から加筆・修正
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1.GFSと呼ばれるGoogle File Systemの紹介。

どんな風にGoogleがファイルを取り扱っているのか紹介が簡単にありました。
基本は超安いサーバーを数万台つないで一台のパフォーマンスより総合力で勝負って
感じです。ただ、一台一台の品質も悪いのですぐに壊れるらしく、この辺り
ノウハウがあるようです。



2.Google Map 日本版の地図の処理方法について


アメリカは全ての通りに名前がついていますが、日本は道はぐちゃぐちゃに
入り組んでて小さい道には通り名もついてない。
だから機械的に日本語に変換するだけのローカライズと違って相当苦労したみたいです。

だからその代わりに、日本版ではランドマーク方式といって
建物の目印を活用して場所をわかりやすくしたとのこと。
なので、今はアメリカ版にはある道順経路表示サービスは実装されていないようです。


もう一つは、googleローカルで、同じラーメン屋を表示するにしても
アメリカは車社会なので直径5km内のラーメン屋を表示させますが、
東京では徒歩中心になるので500m内のラーメン屋を表示させているとのこと。



3.日本語の検索キーワードについて

例えば、渋谷のラーメン屋を探したい時に、「渋谷」は"土地"を示し、
「ラーメン」は"キーワード"を指します。 しかし、検索エンジンは
それを認識しなければならない。 日本は、「渋谷のラーメン」と言いますが、
英語では「Ramen in Shibuya」になって語順も逆。そう言った語の並びに
依存しないようにサーチするのはかなりの苦労と工夫があるようです。
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プレゼンの最後に、なぜ我々社員はgoogleを愛しているのか
という社内紹介や労働環境みたいな話があってエンジニアたちは

みーんなgoogleいいなーモードで帰って行ったことでしょう。




僕はアメリカ滞在が終わろうとしている頃に

シリコンバレーの代表企業であるgoogleを垣間見れて、

やっぱ滞在場所をこの地に選んでよかったなぁと思えた1日でした。




過去記事: 2006年 2/28 google本社に深夜潜入1

http://ameblo.jp/adventure2006/entry-10009637270.html