マネジメントシステムの審査やコンサルティングでは、よくPDCAサイクルを回すことがポイントになります。どんな組織でも、最低限何らかの計画を作り、実行することをしていると思います。(なかには、○○を達成ということだけ設定して計画を作っていない会社もありますが・・・)

コンサルティングでは、極力みなさんに最後に振り返りの話しをしていただいています。発表することで改めて何を学んだか、そうでないか、今後何をしていくのかを確認するうえで有効であると感じます。

みなさんの組織でも会議体やミーティングを通じて関係者で何らかの話し合いをして、振り返りをしていると思います。ただ、かなり濃い話し合いをしてもなかなかアウトプットについて具体的に記録していないことがあるのではないかと思います。最近の審査でも議事録をみても「これからもっと○○についてしっかりやっていきたい」という書記者の希望的なコメントだけが書かれている事例が散見されます。

もったいないです。

例えば、プロジェクトがうまくいった場合は、その要因、また、うまくいかなかった場合は、その阻害要因と今後の対策 等、いろいろとあると思います。定期的に振り返る仕組みを作るのは難しくないと思います。案外、他社との差をつけていくことはこんなところからくるかもしれません。最後に、指示したこと、決めたことをみんなの前で発表して確認していくことを定着していきたいものです。


最近、自分の組織は明るいですか?活気がありますか?いきなりの問いかけですが、いかがでしょうか?私は、赤信号の状態に近い組織は、「無責任」「無関心」「無関与」の3つの傾向があると思います。これらのことは、経営者サイドから見るとなかなかわかりずらいかもしれません。人間は、好きなことや関心の高いことについては積極的に取り組みます。ただ、業務においてそんなことばかりでは当然ありません。組織を運営する際に社員を「無責任」「無関心」「無関与」をいかに払拭することが業績を向上する重要なポイントであり、そのことに頭を痛めている方も数多いと思います。昨今、新入社員の3年以内の離職率が高くなっていることがよく紙面に載ります。その中で、新入社員の思いや考えについてどれだけ組織は関心を持っていたのかという観点での意見が目を引きました。いろんなケースがあり一概にどちらが悪いとかは決められないと思います。ただ、構成しているメンバーに関心もなく、自身の業務以外に関与もしないでいけば当然責任の所在もどうなのかとなるわけで、そういう悪循環に陥らないためにもコミュニケーションをとっているはずです。自分の話を聞いてもらうという些細なことだけでも変わっていくきっかけになります。経営者の方でも、日々の仕事の中で関心が高いことにどうしても注力を傾けてしまいがちになります。ただ、一日一度でも社員の表情、動向を観察していただければと思います。意外と自身の足元から、「無責任」「無関心」「無関与」が拡散しているかもしれません。余裕をもって会社全体から社内を点検するで思いもしない発見が得られるかもしれません。(2012.5.26)

あけましておめでとうございます。

皆さんは、どのような新年を迎えたのでしょうか。


今年は、「自ら変わる」ことをテーマにしたいと思います。

性格や人間性についてはなかなか変えることは出来ませんが、

行動は変えることはできると思います。


自分の弱点や短所は取り上げやすいですが、

長所や強みはすぐおもいつくでしょうか?

それがすらすらでるようであれば今現在の人生は

好循環が続いているのではないでしょうか。


話しが少しずれました。

よく「変化に対応する」ということを経営者の方から

聞くことがあります。

ただ、これは周りの状況への行動であり

何か受身な感じがします。

自分は、今年は自分の考えや思いを皆さんの

お役に立てるよう発信したいと思います。

今までと違う何かをやってみること、

今まで思っていたけどやっていなかったことにチャレンジしててみること、等

何でもいいと思います。


でもやみくもに欲張って数多くのことを取り上げて三日坊主にならないようじしましょう。

提案です。まず、何でもいいから、やってみたいことを紙に書き出してみたらいいと思います。


何か変化がでてきたら教え合いをしましょう。


それでは。