這えば立て、立てば歩めの親心

我が子の健やかな成長を待ち望む、そんな気持ちがこもった、いつの時代でも親は子供の成長を心待ちにしている様子を詠んだ俳句。

ただ、あまりにも子への思いが強すぎると、あらぬ方向へ暴走し溺愛に溺れてしまう。
人を育むことは、色々なことに先回りしすぎてお膳立てすることではない。

ちょっと足りない、むしろ凹ませるくらいの試練を好んで与える・・こんな親は素敵な大人だ。
「私は、あなたのやってることは手伝えないから、自分でしっかり考えて行動するのよ・・」とか、
落ち込んでいたら、「どうしたの・・」と、笑顔でそっと話しを聞いてストレスの受け口になって支える。
なんて、言えたり、聞いたり出来る大人でありたい。

人生は失敗の連続、強い者がいれば弱い者がいる、勝者がいれば、必ず敗者が存在する。
勝負事のチャンピオンは一人、一チームしか存在しない、残りは全てルーザーである。
人生に例えても、殆どの人がルーザーである。
この摂理をちゃんと理解し受け入れておくことが必要だ。
例えば、育成年代で、上手くいかないと心が折れ挫折感を味わったことが誰しもあるはずだ。
こんな時に、巻き返すためにどう行動するかだ。
不貞腐れて休む、逃げ出すように辞める・・それとも
悔しさを奮い立たせ練習に励む・・君ならどう動きだす?

やらなきゃいけないことは、君の心の火を灯し続けること。
間違ったって、失敗したって、選ばれなくたって、くよくよしてる暇があったら、次の一歩を踏み出す為の行動を起こすべきだ。
自分の心に何度も問いかけて、親、人の性にしない、強い意志を持つことが必要だ。

大人は辛抱強く見守れる人になること。
背中で語れるくらい模範に成れたらグッドだがあまり無理をしないこと。

子供は、がむしゃらに前を向いてやれるようになれたらグッド。
それには、今やるべきことを止めずに継続することだと思うよ・・
あまり力まず、自然体で、少しずつの努力を諦めないことだね。