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うつせみの命


私たちの命は両親から授かった大切なもので、人生80年越えの時代。
随分永く生きられる時代となった。
オギャーと生まれて幾つもの年月を過ごして、少年が青年になり、大人になり、やがて年老いて人生の最期を迎える。
人生の摂理から見れば幸せな人生の終焉である。
セオリー通りの人生の終焉は、両親が老いて先でその子供もやがて老いての順となる。


しかし・・・
時に神様はその順を間違えることがある。
まだ大人の入り口に来たばかりの若者の命の終焉を先としてしまうことがある。

年の瀬の最期に、二十歳で人生の終焉を迎えてしまった若者の葬儀に参列して、神様はいないのかな〜・・と、深い悲しみに何ともやるせない。

合掌することしか出来ませんが、御冥福をお祈りします。

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『うつせみの命を惜しみ波に濡れ伊良虞の島の玉藻刈りはす。』


万葉集の中にある、はかない命を表現した歌であるが、命って儚すぎる。