変化の時
(ガレージな夜245)

ボールコントロールは、動きの中で行うと効果的・・そんな場面が練習の中で見られるようになって来た。
いつもの狭い場所での4箇所でポジションチェンジしてボールを繋ぐ練習。
ドリブル➡︎アウトターン➡︎パス&ダッシュ➡︎トラップ&ダッシュ➡︎そしてドリブルへで一周、これを高速で何周も繋いで廻して行く動きながらボールをつなぐ練習で、トラップの仕方に変化が出て来た。

〈Before〉
4箇所の各ポジションで、ボールをもらう際に突っ立ったままトラップ。
速いパスの対応では、ボールをはじくことが多くトラップミスの処理が一連の動作の中で必要だった。
時に、"動きながらコントロール"とヒントを与えると、その場で足踏みしてボールをトラップすることが常だった。
この時点で、"動きながら"の意味がまだ分かっていない。

〈after〉
練習の継続の結果・・
前後左右に細かくステップをしてトラップする輩が現れた。
膝を柔らかく使いボールの勢いを足裏で吸収しているからボールが確実に収まる。
トラップした瞬間から次の動作が一連になっているからスピードも上がっている。
また、この一連の動作がフェイントになっている。

子供たちには、全ては動きの中で・・・と何時も言っているが、具体的に、こうしなさいとかは指示してない。
そんな中で、子供たちが出した答えがボールを確実に早くコントロールする術・・とても良い。

一つのことにしつこく何度も挑戦し感覚を磨き、やがて自分の物にしてスタイルを作り込むのが個性だ。
今、何人かの輩は確実に変化の時を迎えている。
変化する為に必要なことは何だったのかな・・
それは、ひた向きな挑戦心と努力の積み重ね。
この先もまだまだ変化の時は訪れるだろうが、忘れないで欲しい、今のその努力の積み重ねを!