行く年、来る年、今年1年に感謝し、来る年を新たな気持ちで迎えたい。

1年の締めに珠玉のメッセージ・・・
大学や就職する前の貴重な高校3年間をサッカーで学び、のちの4年間の過ごし方の意味を説いたメッセージ。
勉学だけじゃ足りない、人としての粘り強さや、向上心を育ててくれる高校を選びたい。
志し高くサッカーに夢を追うなら、Jより、自立を育てる鎮魂のある高校を目指したい・・・
そんなポリシーで学ばせてくれる学校は少ない・・社会じゃまず無い。
小学生には、まだ難しいが、モラトリアムに浸っている人、高校卒業後の大人の入り口の重要な四年間をどう生きてどう活かすか・・・

年齢、男女問わず絶対読むべし・・・読んで腹に落とし込みたい。

☆他ブログコピーアレンジ
【巣立つ君へ】
年が明け、もうまもなく巣立つ君たちに言えることは
 やがて君たちのそばには、監督も、コーチもいないということだ。
一瞬一瞬の判断は自分に任されるということだ。

そのためにはまず 「振り返るな」 ということだ。 

君たちの尊敬すべき高校3年間は〝思い出す〟ものではなく 「培った3年を生かす」 ためのものだ。

サッカー選手だった事だけではなく、人として培ったモノで勝負をかけ。
サッカー部の実績ではなく実績生んだ頑張れる人格で進むんだ。
また、大学進学する者は、経験したことのない一見自由な世界に飛び込む。
授業を休んでも学校から連絡は来ることはない。
一見〝のりがいい・軽率〟が美徳で、はじけることが常識の世界に突入したかに感じるに違いない。
だが自由は自己責任と表裏なことを知っておくべきだ。

でも、それは人生の中での貴重な 「4年はほんの一瞬なことを理解する」 こと。

 数年すれば男として、人生の中に何で勝負するか、
自分の生きざまをどう残すかが問われ、本当の自分の力が試される日が来るのだ。
自由でかつ無責任で通る世界は一瞬の仮の世界であったことを理解することになる。
溶け込む能力と、溶け込みきらない自分が問われる。 

変なことを言うが、大学時代で大いに 「はじける自由な時間は大切」だ。

なぜなら、多くの誘惑の渦の中でこそ、本当の自分の夢を確かめる取捨選択が自分に問われるからだ。
なぜなら、その世界を体験することではじめてニセ者か本物かを自分で判断できるか迫られるからだ。
楽しいだけの選択では人生は味気ない事を、思うほど人生はおもしろくない事が多いのを身を持って学べるからだ。

「自分で判断できる人間になる」 ために高校と違って絶対に必要な時間だ。

ただ、めざす基本や目標のない大学生活ははじけても虚しいあっという間の4年となると先輩は言う。
出来るだけ目標は持った方がよい。
遊んで呆けて1年。
飽きてきて不安になる2年。
先が見えない焦る3年。
あきらめ妥協し後悔しカウントダウンの4年と嘆く者も多い。 

呆けた自分を自分で立て直すために時間を使うことは虚しい。
たとえば本物の愛と性欲を正当づける愛で悩むのもよいだろう。
たとえば本物の友とノリの友。
その判断で苦しむのもまた大切だ。
愛は性欲により、視野を偏狭にする。
 
多くの人と知り合いつつ 「世界はひろい」ことを学ぶべきだ。

 人は60数億人の中で2本の赤い糸を持つという。
君の最愛のパートナーはどこにいるんだろうか。
それはカナダの文学を愛する娘なのかもしれない。北海道の地で農業に励む少女かもしれない。(笑)
少なくともサッカー部追っかけの女でも近所のキャバクラのネエちゃんなどそんな軽薄なものではないことを自分で学ぶべきだ。
心地よさを共有する知り合いはいずれ疎遠になる。
 
苦しみとギリギリの 「努力しあった友を選ぶ」 べし。

 〝カラオケの友に非ず、鎮魂の友を選択せよ。スノーボードの友に非ず、鍛錬の友を選ぶべし〟
友情はうまくいっている時の知り合い、生き方を問いあわぬ知り合いはおおよそ限定時限の縁なのかもしれない。
栄冠・幸せ・快楽の瞬間には多くの友人面(つら)の他人が接近する。
世間から批判されうまく行かない時、そのさえない男により添い励ます人間は多くない。
絶望の時、ふっと顔をあげると、 行くべき道のヒントを示す友人然としない男がきっといるはずだ。
自分の人生の琴線に触れる友はそうそう簡単につくれるわけでない。
それは得難く希少なものだ。
いいか。
友人は選んだ環境で決まる。
ハキダメに鶴はいない(笑)
大学、ノリと無責任で暮らせるほんの一瞬の〝モラトリアム〟
その大切な時期に自分で判断し、自己責任で言い訳言わぬ大人の君をつくる時。

その後の 「人生はそこまででつくった自己の魂の応用」でしかない。 

泣いても誰も助けてくれない本番、
力なしには誰も相手にしてくれない時が待っている。
猶予されたときに本物が試されるパラドックスの時が大学時代。
理解するもしないも自分次第だ。

・・++・・++・・
 
天地天命で授けてもらった命、4年の人生実験体験をどうせなら、ひた向きに自分を作ってみないか・・・
モラトリアムは卒業だ・・・君たちの行く先に幸あれ。