ジュニアのサッカーに何を学ばさせるか・・・

保護者に聞かれる事があるが、私の場合は、努力する過程、トライ&エラーの中から学ぶ習慣を付けて行く事に重きを置いている。
当然、試合に勝つことを目標に向かう事は必要であるが、ただ闇雲に答えを与えてコーチの描いたシナリオ通りに動く操り人形のようなゲームはしない。
練習から、自分に向かう、どこまで集中力を継続できるか、練習メニューの順番など自分の集中の仕方や、やり方を工夫してオリジナルを育成する。
とても回り道で時間が掛るかも知れないが、子供たちが自分たちで策を練り考えて行動する、そういうアプローチの仕方がサッカーを上達させ、人間形成を向上させると思って見守っている。

だから、子供達には一つの練習メニューで新しい技を見つけたり習ったりしたら、マスター出来る迄とことん反復練習してもらいたい。

ようするに「習うより慣れろ」を大事にして練習に向かうことだ。

上手くなりたい、絶対なると心に決めて、繰り返し練習を積むその精神がやがて力となり、どんな困難な目標にも立ち向かえるようになる
そして、練習で一度身についた技は、試合で失敗を恐れず使うこと、試合で使えて初めて武器になるわけだから・・・それが才能の表われだと思う。

・才能とは、努力家である。
・努力は訓練の継続である。
・訓練は「習うより慣れろ」である。

移り気で忍耐力に欠ける人は、才能に恵まれなくとも、ひたすら努力する人にいずれ負けてしまう。
だから、最大限の努力をして訓練を学ぶ習慣を身につけるべきだ・・・それが、5年後、10年後に効いてくると信じている。