平日のナイター練習や、休日の練習で開始前、終了後の子供達の挨拶や後片づけ、カバンや服、靴などの置き方などを必ずチェックしている。
挨拶や整理整頓が普通にできる人、いつも何かしら注意をされてしまう人・・・
練習する前にやらなきゃいけない事は準備、物事のスタートとなる部分だから自分の躾を自分で行える人になりたい。

「はじめ良ければ、終わり良し」だから、練習場に訪れたら、まず何を行うかだ。

まずは、元気な挨拶、誰に対しても恥ずかしからず、心を込めて元気な挨拶が出来ること。
次に、準備、まずは自分の用具の出し入れから整理整頓をきちっと行うこと。
そういう、何気ないちょっとの気配りが出来ることがとても大事。

冒頭の挨拶の歯切れの悪さに始まり、エナメルバックのファスナー半開きや、脱いだ靴底が空を向いたり横倒し、おまけに服や、ジャージパンツは脱ぎっぱなしで、並べたコーンも適当・・・
こんな人の練習は、走りに勢いや、メリハリなし、ドリブルやパスのボールコントロールも雑で、動作一つ一つに切れや緊張感の欠片もない。
だから、ただ言われた事をダラダラ行い、同じミスを繰り返すだけだ。

こうした試合中のディテールは、スキが多く脇が甘く大ざっぱ。
ボール一転がりを大事に出来ず相手に奪われる、曖昧な練習の癖で一歩が遅れて取れるボールも奪われ、それを真剣に追う事も出来ないし、どうにかしようと考えない。
当たり前だが、練習からダラダラと目的なしに過ごしてきた結果が、試合に出ているだけである。

挨拶や、用具、持ち物の整理整頓から、そのチームや選手の能力が量りみることができるが、強いチーム程そういう躾の部分がしっかりしている。
要は、普段の生活が基本、服装や持ち物の管理など生活のスタイルが練習の基本となり、試合に現れる。
生活の部分から自分に厳しくやれる人は、ちょっとした「気遣い」や「気配り」が出来るから、パス一つにも心がこもっている。
どんな練習でも手を抜かないから、ここぞのボールコントロールに一歩が出せるし、厳しい競り合いで体を張り、最後まで全力でプレー出来る。

君の「気配り」はどんなものかな・・・いつでも、どこでも周りを見渡し落ち着いて行動し、練習から真剣に出来ているかな!