サッカーを通じて子供たちや、その保護者たちと接していて、気づかされること、学ばされる事は多い。
反面、考え方の違いや、意見のズレなどでわだかまりや、誤解が生じる事も珍しくない。
いじめや、モンスターが出現し何か怪しくマイナスの空気を作って崩壊寸前なチームが存在する・・なんて話を聞くと哀れで仕方ないが、そんな人たちは、真実から目をそむけ目先の快楽を求めるだけのようだ。

故に、真実を知ることが必要だと思う・・・不幸とは真実を知らない事であると思うから。

☆育成(訓練、練習)から得るもの・・・

人間は、物事の捉え方、物の見方一つで、どんな事にも辛抱し、堪えることができる力がある。
それは、本来自分の中にある能力で、まだ眠っている状態が多いから、そこは訓練して呼び起こして、何時でも能力として活用できるようにしておきたい。
その為には、揺るぎない『育成の指針』を持っている良き指導者、先生、先輩者との出会いはとても大事である。
育成の本筋を理解している人は、生活を疎かにせず、まずは人間教育の所を正す事から始めて、地味な練習や、苦難に向かわせて乗り越えさせる事を地道に与え続けている。
与える側も、与えられる側も、そこを理解し物事の捉え方がしっかりしていれば、いやな事でも明るく対応出来るし、辛いことでも楽しいものに変えて行く事ができる。

それはみな心持ち一つなんだと思う。

☆心持ちと真実を知ること

この心持ち一つで、ものの見方は善にも悪にもなるという事を理解しておきたい。

ものの見方を正しく持つためには、真実を知ろうとしなければならない。
親の我が子に対する情愛は大切である、しかし情愛に流され真実を見失わない事である。

心持ち一つで真実は観えてくる、正しいものの見方を持つために、素直な心で、いつも真実を語り真実を知り、真実を分かち合いたいものである。


☆道をひらく(松下幸之助)から
他人の道に心を奪われ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。
道をひらくには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは、必ず新たな道がひらけてくる。