臨済禅師の言葉から

「随所に主となれば、立つところ皆真なり」

「随所に主となれ」というのは、いつもトップをめざせ・・・と言う意味ではなく、どんな場所であれ、自分のスタンス、いわゆるアイデンティティを持てということである。

そう、今、練習で自分のアイデアを一つでも多く築くために、いろいろな技を習得しているだろう。
それは、君ににしか出来ない、君だけの特別な技を身に付ける為でもあるはずだから、回りの人の雑音を気にすることなく、自分の歩幅で集中して取り組むことが大切。

技(テクニック)は、アイデアのもとで使って意味がある。

人を観て、空間を観て、ボールを自由自在にコントロールする為には、「随所に主となる」ことが必要だ。
それが、見風使舵(けんぷーしだ)・・風を見て舵を取れなんだ。


心配する親へ・・・

子どもの成長を願う親ともなれば、我が子の成長の進度は、他の子と比較したくなるもの。
でもね、そんなに心配はしない方がいい・・・
成長の過程は人それぞれにスピードが違う、今が少し遅いからと焦らず、努力をして行く環境をサポートして、長い目で成長を見届けて行けば良いと思う。

大人は、出過ぎず甘やかさずのスタンスで黒子に徹っして付き合う努力が必要かな・・・

親も子も、努力を継続していれば成長は止まらないはずだから、「随所に主となれ」である。

《人生の種蒔き》

人生という遠い未来に結実する果実は、その人が幼き日に蒔いた種子の通りに表現してくる。