私は発達障害であり、ADHDにおいては夫の助けがないと外出もままならない。

当然愛しているし毎日感謝している。

 

ただ、アスペルガーとしての私のせいで、

世のカサンドラ婦人たちが深く傷ついているように

私の夫も傷ついている。

 

ほぼどこを探してもカサンドラの悲鳴は女性のものであり、そこに共感があり互助があり、アスペルガーの男性の特徴も大方イメージが掴めていると思われる。

 

ところが、女性であるアスペルガーの夫の苦悩は、探してみても出てこない。

世間的に女性よりも相談するということがないのかもしれない。

 

つまり、劣悪の状況からなんとか乗り切ろう、妻を支えようと困惑疲弊しながら日々戦っている。

 

男性は結婚前に、女性のアスペルガーを想像もできないだろう。

私は激しく警告したが、最後は信じ難くも信じてみた。

 

私は1人で過ごし、会話も好まず、ましてや体を触られる事が大嫌いである。

単なる好き嫌いでは済まず、パニック怒号号泣そして自傷行為までも。

 

結婚するまでは、1人の時間が確保出来た。

1ヶ月に一度会えば充分幸せだった。

 

今夫は苦しんでいる。

私も寄り添うべく努力しているが、健常者の女性として心も行動も明らかに相反している。

とても寂しいだろうと察しられるので、私なりの愛情を込めて、他の女性と遊んできたら良いと、

また私は幸せに出来ないので、離婚した方がいいと心から同情を込めて提案してみた。

 

これが夫を孤独に突き落とすなどと考えていなかった。

そして孤独は私にとっての安らぎなので、孤独である事の絶望感は共感できないのだ。

 

カサンドラの女性の方に問う。

男性的とされてきた夫の妻への放置は歴史的に解決の方向を向いているのではないか?

世の中の支援も女性ならではの共感性を元に少しづつネットワークが築かれているのではないだろうか。

 

では、あなた達の夫のような妻を持った男性は同じ事を出来るだろうか。

私の夫は、危ういのではないだろうか。

 

離婚はきっとカサンドラの女性だったら採取手段として自由を得られる希望になるだろう。

男性の選択肢は違うのだろうか。

どうしたら夫を助けられる?