先日仕事の合間に「クリニックM&Aアドバイザー」を謳う業者がネット上に公開している書式(契約書・議事録など)をのぞいてみたら、結構な数の医療法違反事項がみつかり、驚きました。
「社員」とすべき部分が「理事」だったりというイージー・ミスもまずいのですが、一番危険なのは医療法人の合併契約書式における「合併効力発生日」の規定。
「合併の効力発生日は平成 年 月 日 とする。ただし、前述の日付までに必要な行政手続き等が完了しない場合は、甲乙協議の上、別の日をもってこれに代えることができる。」
これは完全にアウトです。
提携弁護士にデューディリジェンスの法務面を依頼しているようなのですが、チェックが漏れている、あるいは医療法を理解していないのでしょう。
(医療法抜粋)
「第六十二条 合併は、合併後存続する医療法人又は合併によつて設立した医療法人が、その主たる事務所の所在地において政令の定めるところにより登記をすることによつて、その効力を生ずる。」
専門性を謳うのは自由ですが、もう少し法律手続きを理解すべきかと思います。
特に合併手続きは多額の損害が発生する恐れがありますので、依頼する業者に対しては十分な注意が必要です。
【行政書士事務所アドソル法務サービス】
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Kenta Fukuhara

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