SAO二次創作  ※使用の際には空蝉 響とHPのURLを明記ください。

 第七話 ユリウスの過去


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ラスティ「やぁっ! はぁっ! 天光――」

ユリウス「衝天波!」

ロレッタ「息ぴったりロレ~!」

エミリア「はい、です。かっこいい、です」

ベリル「それにしてもラスティ強くなったよね~」

ラスティ「ユリウスさんのお陰ですよ」

シルヴィオ「俺たちもかなり強くなったと思うけどなぁ?」

ラスティ「うん、強くなったのは僕だけじゃないと思うよ」

ユリウス「お前がみんなのスキルの割り振りを的確に指示しているお陰でもある」

ベリル「そうだよ! 私なんて先制攻撃強力になったもんね!」

シルヴィオ「クエストも七十を超えたし、もうすぐ終盤かもな」

ラスティ「そうですね。もうそろそろ終わりだと思うんですけど……最後まで気を抜かないようにしないと!」

ユリウス「ラスティには人を導く力がある。皆を引っ張っていくことができるだろう」

ラスティ「でも、このパーティーの中で一番強いのはユリウスさんですよ。仲間の中で一番信頼できます」

ユリウス「……私に仲間はいない。ただゲームクリアを手伝っているだけに過ぎん」

ラスティ「あ、ユリウスさん!」

シルヴィオ「それを仲間と呼ばなきゃなんと呼ぶってんだよなぁ?」

ラスティ「僕、ユリウスさんを追いかけてくる!」

ノエル「あ、ラスティ!」

ラスティ「な、何? ノエル」

ノエル「……なんでもない」

ラスティ「……うん。じゃあ行ってくる!」

ラスティ「ユリウスさん!」

ユリウス「……ラスティか」

ラスティ「あの……ずっと聞きたかったことがあるんですが、いいですか?」

ユリウス「何だ?」

ラスティ「どうしてユリウスさんは仲間を持たないんですか?」

ユリウス「……私はかつて仲間と弟子を失った。それからもう、仲間が死ぬのは見たくないと思い、仲間を持つことをやめた」

ラスティ「でも、僕はユリウスさんのこと、仲間だと思っていますよ。みんなもそう思って頼りにしています。それに僕は剣の師匠だとも思っています。ユリウスさんは、僕のこと弟子だなんて思っていないかもしれないですけど……」

ユリウス「……私は……」

ノエル「きゃああああ!」

ラスティ「! 今のはノエルの声!」

ユリウス「行くぞ!」

ラスティ「街に魔物が……またバグ? いや、会社の仕業?」

ユリウス「詮索は後だ。魔物を倒すぞ!」

ラスティ「はい!」

ラスティ「やぁっ! たぁっ!」

ユリウス「はっ! ふんっ!」

ラスティ「強い……ユリウスさん!」

ユリウス「あぁ!」

ラスティ「天光――」

ラスティ&ユリウス「衝天波!」

ラスティ「やった! 倒しましたよ! ユリウスさん!」

ユリウス「……ラスティ、私はかつてこの手で弟子を殺した。何のバグかは知らないが弟子は体の自由を奪われ、仲間たちを殺し、私をも殺そうとした。私はこの手で……だから私には弟子を持つ資格などないのだ」

ラスティ「……僕はそんなことにはなりませんよ。必ず強く……ユリウスさんよりもつよくなって見せます!」

ユリウス「……そうか……クリアすればこの世界を攻略できて、今生き残っているみんなを助けられる、とお前は言ったな。同じ事を、私の弟子も言っていた。だから私はお前についてきたのかもしれない」

ラスティ「ユリウスさん……」

ベリル「二人とも! 無事!?

ラスティ「みんな! うん、大丈夫だよ。ユリウスさんも怪我はないですか?」

ユリウス「……裂斬(れつざん)(けん)

ラスティ「!? ユリウスさん!?

シルヴィオ「俺たちに攻撃……!?

敵「さぁ、そいつらを全員倒しなさい!」

ラスティ「まさか、ユリウスさん、弟子のように操られて……!」

ユリウス「に、逃げろ……ラスティ」

敵「さぁ、殺しなさい!」