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まだ上の子が生まれる前、結婚してすぐのちょうど8年前くらいでしょうか、運命的な出会いで築2年程の5LDKの豪邸を中古で買おうとした事がありました。

何の気なしに土曜日の新聞折込の不動産情報のチラシを見ていた私が、その時住んでいた近所に築浅の中古物件が出ているのを見つけ、冷やかしで見に行ったのが事の始まり。
夫も私もこの家にベタ惚れしてしまい、全く住宅取得なんて考えてもいなかったのに、もう心はその家に住んでいる妄想で一杯に酔っ払い
その当時、まだ子供もいませんでしたが、子供2人でも一部屋余るから、すぐ近所にあった国立大学の留学生でも受け入れようかなー、そしたら子供の教育上もメリットあるよなーとか(笑)

しかし、その家、買おうと動いた時には既に3番手。
普通に考えると絶対に無理な状況だったのですが、1番目の方、2番目の方とローン審査が諸事情で降りず、なんとなーんと私達の所に回ってきました!

土地の場所も中心部から無理すれば徒歩圏内、自転車なら10分ほど、私の職場にも夫の職場にも自転車で通えて、地下鉄ではなくJRでしたが、最寄り駅まで徒歩8分の好立地。
なぜ築2年で中古で売り出し?と思うかと思うのですが、そこは曰く付きでして、その家を建てた方が住宅ローン詐欺?脱税?かなんかで逮捕されたんだとか。
なので、競売にかかり、とある投資家が落札、土地価格に、少し上乗せくらいの金額で売りに出されていたのです。
本当に、申し分ない物件でした。
※(若干外壁が安っぽいな、と思ったのと、前面道路が隣の地主さんと共有名義、所謂私道接道でした。ただ、その私道も本当に短い距離しか無く、すぐに市道でしたし、雪の季節の除雪機のガソリン代だけ折半ねという契約でしたので私達夫婦は何も問題に感じていませんでした。
後から聞いた話では夫のお父様はそこがかなりネックだとは思っていたようでした。)

購入権が回ってきた時には天にも登る気持ちだったのですが、結果としては我が家も購入を泣く泣く見送り、恐らく4番手さんが購入という前代未聞の流れとなったのでした。

なぜ我が家が買えなかったのか.....
それは、我が家は夫の会社から利子補給を受けるためにローンを組む金融機関が決められていて、そこは審査にすごく時間がかかってしまうんですよね。
それがネックとなり、次の投資物件の支払いが迫っていた売主さんに認められず破談になってしまったという感じです。こちらが、地銀等で契約すれば何も問題なかったのですが、せっかくの利子補給を受けられなくなるのは、その時は選択肢になかったです。

今思えば、利子補給の金額なんてあまり大したものではないし、利子補給は諦めて地銀にしてでも買っておくべき物件だったんじゃないかなーって思わなくもないですが、突然のことであまり知識もなく、利子補給に固執した結果そうなってしまいました。

そこから何年も、その物件を上回るような、私達が住みたい!買いたい!と思うような物件は出てきませんでした。どうしてもこの物件と比較してしまい、全く魅力的に映らなかったのです。

それと、実はこの残念な事件の後、すぐに長女の妊娠がわかり、出産、その翌年には4ヶ月の娘を連れて東京転勤になっていたりして、「家を持つ」ということ自体への気持ちも薄れている期間が夫婦ともに続くこととなりました。