話題を作れる看板ディスプレイ製作「アドニックブログ」 -2ページ目

【日本と】斜めにカットされた建物の秘密【イギリス】

街を歩いていて、上部が斜めにカットされたビルを見かけませんか?


斜めカットビル



建築物を新たに建てる場合、建てられる建築物の最高の高さは建築基準法によって定められています。

高さ制限にはいくつかの種類があり、上部が斜めにカットされたビルの秘密はその中の「道路斜線制限」もしくは「隣地斜線制限」の影響によるものが多いです。

これは道路や隣の敷地の上部の見通しや開放感、日照を維持する為の規制です。
用途地域と呼ばれる地域の基準や道路の幅などに影響される所が多いので、詳細はここでは伏せますが、
図説するとだいたいこんな感じです。




高さ基準を上手い具合に交わして、目一杯建築物を設計して行くと必然的に建物の上部は三角形が生まれてきます。


前述した「用途地域」というのは「住居専用地域」「商業地域」「工場地域」等細かく分けられていて、それにより高さの制限や建てられる建築物の大きさにかなりの差が出ます。

例外として、敷地内に一般公衆が出入り出来る公園や広場等の「公開空地」と呼ばれるスペースを作った場合は高さ制限や容積率(簡単に言うと床を作れる割合)の緩和が適用されます。

都市部における超高層マンションやビルの周りが広大な広場が多いのはこれによる影響が多いと思います。


と、日本ではざっくりとですが、この様な規制によって都市景観を整えているのですが、海外ではそれぞれに取り組みがあるようです。



今回はイギリスの話。



ヨーロッパでは、大聖堂や古城等歴史的建造物がとても良い環境に残っていますよね。
イギリスのロンドンでは街のランドマークであるセントポール大聖堂と国会議事堂の2つを「Focal Views焦点」として設定し、ウェストミンスターピア等、計10カ所を「View Point(眺望点)」とし、このView PointからはFocal Viewsを直接見られる様に高さ規制を行っています。

つまり、
・セントポール大聖堂と10カ所のView Pointを結ぶ直線
・国会議事堂と2カ所(国会議事堂は2カ所のみ)のView Pointを結ぶ直線

この線上の建築物は全て強い高さ制限を設けた事によってロンドンが誇るランドマークをより象徴的なものにしています。


「Keys Views(重要な眺望)」と言うそうです。


これを私が住む大阪に置き換えてみると。あちこちの観光地から大阪城が見えるような感じでしょうか。
素敵ですよね。

日本でもこういった、文化的、歴史的価値のある建築物に対してもっと都市環境的に配慮した規制等が進んで行けば。と思います。




クリエイティブ部 小島和人ハモニズム





【小島和人ハモニズム】
建築現場監督を経て現在はクリエイティブディレクターとして商業施設、イベント等のデザインを手がけ、三角コーンにグラ フィックシートを被せて広告に変える「デザインパイロン」を開発。また、現代アーティストとして多岐に渡るジャンルとのコラボレーションにより産まれる新 しい価値の創造【HARMONY+ISM】をコンセプトに活動。2013年度製作の「えびす橋人参畑化計画」は新聞を始め各種メディアへ掲載され、公益財 団法人アサヒグループ芸術文化財団助成事業「クリエイティブアウォード関西2014」にてグランプリを受賞。

【視覚的マンネリ】日本の景観は汚いのか?

「日本の景観は統一性が無い」
「海外の真似事ばかり」
「かつての日本の美しい景色は無くなってしまった」

こんな言葉を良く聞く。

実際、歴史的な街並や建築物が見られるのは一部の地域のみ。
新しい日本建築として素晴らしい建築がたくさん作られた明治~大正~昭和の近代建築物も今ではたくさん取り壊され、外壁のみ残るだけの姿になる等しています。

たしかに都市部の景色はニューヨークやシカゴと似た様な雰囲気とも思えます。

日本街並イラスト



ここで少し話を変えて。

あなたは初めて行く土地への海外旅行での街並をどう感じますか?
何を見ても初めて見る空気感で面白くて仕方が無いと思います。

では、日本に来る海外観光客はどうでしょうか?
私達が行く海外旅行と同じ様に、何を見ても楽しそうじゃありませんか?

これは、海外を真似ていると思っている日本の建築群も何らかの日本らしさを持っていると言う事ではないでしょうか?

日常的に目にするものは本質が見えなくなって自分にとって価値が無いものの様に思ってしまう。
私はこれを「視覚的マンネリ」と名付けました。





視覚的マンネリに陥ってしまうと、誰かに指摘される事が無い限りは、その「物体」に関して一切の興味が湧かない所か、悪い所ばかり見えてしまいます。

私は自分の表現として現代アート活動をしていますが、「物の新しい価値を見いだす」のは現代アートの醍醐味だと思っていて、どんな物でも意識的に見る様に心がけています。
※実際、大阪の普通の街並を写真作品にして海外のサイトにUPして、海外の人から見ると、どれが魅力と感じるか試したりしています。


ちなみにこれは評判良かった作品です。
作品的に印象深く加工していますが正直な所、作った私にも何がいいのかわかりません(笑)

大阪の街並作品




既にある建築物を壊して昔風な姿に戻す。というのは現実的に難しいです。
でも日本中の皆が今一度「当たり前の光景」に目を凝らして日本に眠る潜在的な魅力に気づく事ができれば、自信を持って「日本」を海外にプレゼンテーションできるのではないでしょうか?

クリエイティブ部 小島和人ハモニズム





【小島和人ハモニズム】
建築現場監督を経て現在はクリエイティブディレクターとして商業施設、イベント等のデザインを手がけ、三角コーンにグラフィックシートを被せて広告に変える「デザインパイロン」を開発。また、現代アーティストとして多岐に渡るジャンルとのコラボレーションにより産まれる新しい価値の創造【HARMONY+ISM】をコンセプトに活動。2013年度製作の「えびす橋人参畑化計画」は新聞を始め各種メディアへ掲載され、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団助成事業「クリエイティブアウォード関西2014」にてグランプリを受賞。

【看板と】どちらの焼肉屋に入りますか?【PR】

「この看板は逆効果。これは人を寄せ付けないオブジェだ。」
長年、看板のデザインをしていると街を歩いていてこんな言葉が頭に浮かぶ事もある。

建築がごった返し、看板が立ち並ぶ大阪難波は僕が好きな場所の一つでもある。 
日本は狭い。こんな狭い所にギュウギュウに押し込まれた看板達は我先にと道行く人へのアピールをしている。
「人を惹き付ける看板」「情報を直球で脳裏にぶつけてくる看板」「スタッフのセンス力を感じる看板」
多種多様、様々に工夫された看板。


最初に書いた、人を寄せ付けないオブジェ看板は「人を惹き付ける看板」であるとも言える。 「なんだこれ」 と思わせている時点で他の一般的な看板からすれば、「インパクト」の観点から言えば頭一つ出ているのだ。
内容が無ければそれまでなのだけれど。


ここで一つ質問です。
あなたは焼肉店が多い事で有名な大阪鶴橋で友人と二人。
これから食べる焼肉屋さんを選んでいます。

さて、下の看板が同時に目に入った場合どちらに入りたいでしょうか?
焼肉看板デザインA 焼肉看板デザインB

ほとんどの人が左の看板を選ぶと思います。

それは
・焼肉屋のイメージ」でよくある「赤」のカラーである
・肉の色や火の色を連想させる
・暖色が自律神経を刺激し、消化作用を促進させることで食欲が湧く

などの理由が挙げられます。


ですが。

右の看板は良くも悪くも「ここは一体どんな店なんだ??」
という印象は残るはずです。



では、あらかじめ。
「ブルーベリーで育てられた、甘い香りのするブルーベリー牛」
「青い看板でお待ちしております!」


ブルーベリー牛

この情報をSNSやネットニュースで目にしていたとしたら、どうでしょうか?
焼肉看板デザインB

「あ、ここが、あのお店や」
ってなりますよね。


どこの場所に、どういう状況で、どういうお店があるのか。
この内容次第でこの青くて美味しくなさそうな焼肉看板は人を集客する装置になり得るんです。



下の表は、ちょっと誇張してますが、
・看板だけインパクトがある場合
・プロモーションだけ先攻している場合
・プロモーションと看板がリンクしてる場合
の比較です。

看板比較


■今回の結論
・日本は狭くて看板だらけ。誰が一番目立つかの勝負合戦。あるいはどこが一番安いかの勝負合戦に陥りやすい。(特に大阪)
・インパクトは不可欠
※派手なだけがインパクトではなく、周囲との関係性によってインパクトの出し方が変わる。例えば派手な看板だらけの場合シンプルな方が目立つ。
・看板は情報を掲示するもの。予め情報を流しておけば過度な説明はいらない
・PRと連携した看板は通常よりも集客効果が高まる。


商品企画とPRと看板を連動して、自分の土俵を作れれば戦う必要がありませんよね。

クリエイティブ部 小島和人ハモニズム



塗装、攻めました。

クリエイティブ部 小島です。

シュシュシェリー ららぽーとエキスポシティ店の仕上げ工事行ってきました。

シュシュシェリー塗装風景02

過去でも現在でも未来でもない、架空の調香ラボの細部の仕上がりイメージは僕の頭の中だけにあるので、塗装屋さんとエージング塗装屋さんにつきっきりでコンセプトや方向性を指示させてもらいました。




クライアント様には僕の美術表現を評価して頂いて全てのデザインは僕に一任して頂いてます。
なので今回の仕上げは僕の美術表現時のコラボレーションの様なやり方で進めました。

シュシュシェリー塗装風景01



コンセプトと方向性を念入りに伝える。
それから先、多少思惑とズレようがコラボレーション相手の提案や遊びは積極的に採用。


エージング塗装のYさんは、本当に塗装が大好きで遊び心満載で、僕が思っていた以上に表現の膨らみを持たせてくれました。

ノリノリで“攻めた塗装”を施してくれましたよ!


シュシュシェリー塗装風景03


シュシュシェリー ららぽーとエキスポシティ店オープンお楽しみに!!
http://kk-galleria.jp/cherie.html

シュシュシェリーとは

クリエイティブ部 小島です。

ララポートエキスポシティにオープンする香水ファッション雑貨店「シュシュシェリー」
店舗工事、ツール類共に着々と進んでおります。

乗れないブランコや、ポイ捨てした香水の設計図や。。。不思議な世界。





ここまで、何から何まで全てに関わったのは初なので思い入れも深く、アート作品の発表の様な心意気です。

■シュシュシェリー公式サイト
http://kk-galleria.jp/cherie.html


まだ全ての情報は乗っていませんが、公式WEBサイトも公開になりました。
引き続き新情報をお楽しみに!