どこにでもある学校の風景だった。
冥夜白は学校でも、家でも一人で過ごすのが好きだった。本を読んで新しい知識を得たり、工作をしたり、プログラミングや新しいことを考え続けたり・・・一人っ子の冥夜白はそうしたことに喜びを感じていた。友達と遊んだり込にケーションするというよりもどちらかというと内向的な少年だった。しかし、様々なことを理解しすごい洞察力と分別を誰よりももっていた。そうしたことは周囲の人は誰にも理解できなかったが、日本という型にはめる文化上仕方なかったと言えよう。大学にも行っていない奴がここまで物事を知っていることが許されないことは経験上知っていたことだから。
だから高校生活や周りというものにそもそも関心が持てなかった。学校という教育の場でありながらその実態は権威主義と無教養な生徒の集まり冥夜白が関心を持てなかったのも当たり前である。
なぜならみんながみんなテレビの有名人がどうとか、他人の悪口とか、新しいものを買ったのだとそうした話ばかりだったし、規則も常識でしょうとか言って書かれていないのに勝手に付け足されたり通報があったというだけで下校時間が遅くなったりした。しかしある日を境に無関心から憎悪へと変化した。

「おいお前、拾え」お前と違って忙しいのだからな


無関心な奴の物を拾うほど優しくはない。どうせいつもの馬鹿騒ぎをするだけでしょう。無視

「いい加減にしろよ」

そうしたらいきなり殴ってきた。痛いというよりも理解できなかった。こいつの思考が忙しいと言ったが嘘だ不満のはけ口や支配欲どちらかしかない。こいつはともかく周りも邪魔だ

立ち上がり図書館へ行った。

「よぉ、逃げたのかお前?」

無視して歩き続ける。正直面倒


その日のテーマはいかに効率して殺人できるか?やどうして殺人は許されないのかとか?
手間をかけずにする嫌がらせとか本筋を外れたことに取り組んでいた。暴行罪や脅迫罪を受けても機能しない警察に権威や常識に疑いたくなるものだ。スタンガンいくらかな?夜な夜な研究が進む


今日の午前に特別授業に教師や警察に悪いことしても捕まえるとか言われても説得力がない。なぜなら自分の近くに普通にいるからだ。

「先生、冥夜さんが変なものを持ってきています。」

変なモノ?そんなもの持ってきている覚えはないと思うが

「鞄見せてもらうね」

嫌な予感がして

「嫌です。変なものを持ってきてないですしここは不特定多数の人が多く入ります。自分のカバンに誰かが変なものを入れることもあるでしょう。」

「それにあの人は少しおかしい。同じ鞄ばかりなのにどうして私のと強く言えるのでしょう?」

冤罪のため入れられた。

「とにかく見せるんだ。」

「はい、わかりました。」

こうなれば、この人にかけるしかない。

「タバコだと!なぜ君がこんなものを持っている失望したぞ」

「だからさっきも言いましたが」

「ええいとにかく君は、退学だ」

そうして自分の弁護が通ることなく決まり、退学になったことから両親からも冷たくされたりわけのわからない説教をされた。確実に冤罪なのに

ならば、たくさん人を殺せばいいよね。自分のことを見逃した人も勝手に冤罪にした人、実行犯全て敵だ。殺し殺し殺しつくす