この映画、題名がヒズミ(歪み)だと思い込んでました。
実際見ると、これでもかってくらい世の中の歪みを直球で投げつけられる。胸が重くなるほどだ。
それほど構えて見たわけではないので、見進めていくとけっこう衝撃だった。
監督は、原作がある作品なので作者は、この物語からなにを訴えたかったのだろう。
自分は「普通サイコー」に全てが込められてるように思う。
どうみても、普通の環境で育ってない主人公2人。けれど、普通に生きたいと一生懸命になる。
本当はすべてなげやりにしてしまいたいほど、自分の人生を見限っていてる。未来は見えなくて、だからせめて普通であればいいって。
普通でいることは、実は普通にたやすく達成できない。
なにか、ひとつでも緩みがあればたやすく壊れてしまうほど日常は脆いものだから。
震災の惨禍もそうだし、家族の関係も、生きる目的も。
「頑張れ住田!」
「頑張れ住田、頑張れ、頑張れ」
何度も繰り返される。
この頑張れはこの映画のエンディング。
最後まで見れば頑張れの一言が
これほど重い言葉なのだと初めて知った。
それだけでも、この映画を見る意味はあると思う。
