不注意優勢型ADHDの特質にあったスタイル、

「一人きり」勉強を始め、

どうにか、

勉強の習慣を確立させることの出来た私ですが。

 

以前書いた通り、

この勉強法には、大きな欠陥が幾つもありました。

 

一つ目は、

・分からないことがあっても、誰にも質問出来ない

 

という点。

 

特に、暗記でどうにもならない教科、

数学や化学に関しては、

頻繁に行き詰まりました。

 

参考書に書かれている、

「解説」の意味がまるで理解出来ない。

 

誰にも質問できず。

インターネットもまだ今ほど便利ではなく。

本屋で別の参考書を立ち読みするにも限界がある。

 

結果、私は、

「ひたすら考え続ける」以外の対策が取れませんでした。

 

そのため、とにかく時間がかかる。

特に数学などは、一日かけて一つの問題も解けない、

などというケースが多く。

 

勉強は遅々として進みません。

 

 

そしてこれは、

一人きり勉強のもう一つの欠点、

 

・ペースメイクが出来ない

 

にもつながってきます。

 

元々文系だった私にとっては、

理系数学、化学等々、

基礎からスタートしなればならぬ分野が、

非常に多いのです。

 

試験範囲全てをカバーするためには、

きっちり計画的に進めなければならない。

 

ですが。

 

指導者のいない私には、

その勉強の「全体像」が見えない。

どこに苦労するか、どこに時間をかけねばらないか、

まるで見当がつかない。

 

良い計画を立てられないのです。

 

 

それに、そもそも不注意優勢型ADHDです。

 

まともな計画なんて立てられる筈がなく、

立てられたとしても、それを守れるはずがなく。

 

それに加えて、

「質問が出来ない」ことによる、時間のロス。

 

 

結果、

勉強はまるで進まないまま、

時間だけがどんどん進んで行く。

 

それなのに、経済的な理由で、

 

・国公立大学の理系以外に選択肢はない。

 

という問題まである。

 

多くの教科をこなすだけでなく、

全ての教科に関して、相当に高い学力を身につけなければいけないのに、

 

そもそも、その基礎すらカバー出来ていないのです。

 

 

 

そんな状況の中で。

 

 

 

私は、模試すら受けませんでした。

 

 

無論、実力はひどいものでしたが、

 

自分の現在位置を把握するために、

さらには実際の入試の練習にするためにも、

 

絶対に、模試は受けておくべきだったのですが。

 

 

怠け者のADHDです。

土日の早朝に起きて、遠い試験会場に行くのは、

とても気が進むことではない。

 

そして、傷つきやすいADHDです。

自身のひどい実力を目の当たりにして傷つくことは、

是非とも避けたかった。

 

 

そう感じていた私は、

しかし、

「時間とお金がもったいないから」という、

 

自分自身への言い訳をすることで。

 

模試すら受けなかったのです。

 

 

 

 

指導者もいない、模試も受けない、

 

つまり、自分の現在地もまるで分からないまま、

 

 

時間は矢のように過ぎ去って行き。

 

 

 

秋口には。

 

私は、その絶望的な状況を理解し、

 

相当に、焦り始めていました。